「埼玉県」の版間の差分
Restored revision 100350612 by 240F:105:F8B8:1:1514:6362:D776:4C6D (talk): Sockpuppet (TwinkleGlobal) タグ: 取り消し |
|||
890行目: | 890行目: | ||
|- |
|- |
||
|63||bgcolor=white|[[松伏町]]||style="text-align:right"|{{formatnum:{{自治体人口/埼玉県|松伏町}}}} 人|| style="text-align:right" |{{formatnum:{{自治体面積/埼玉県|松伏町}}}}km<sup>2</sup>||style="text-align:right"|{{formatnum:{{#expr:{{自治体人口/埼玉県|松伏町}} / {{自治体面積/埼玉県|松伏町}} round 0}}}}人/km<sup>2</sup> |
|63||bgcolor=white|[[松伏町]]||style="text-align:right"|{{formatnum:{{自治体人口/埼玉県|松伏町}}}} 人|| style="text-align:right" |{{formatnum:{{自治体面積/埼玉県|松伏町}}}}km<sup>2</sup>||style="text-align:right"|{{formatnum:{{#expr:{{自治体人口/埼玉県|松伏町}} / {{自治体面積/埼玉県|松伏町}} round 0}}}}人/km<sup>2</sup> |
||
|- |
|||
|計 |
|||
| |
|||
|7,326,804 人 |
|||
|3,797.75 ㎢ |
|||
| 1,929人/㎢ |
|||
|} |
|} |
||
2024年5月16日 (木) 09:39時点における版
さいたまけん 埼玉県 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
団体コード | 11000-1 | ||||
ISO 3166-2:JP | JP-11 | ||||
面積 |
3,797.75km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
7,332,846人[編集] (推計人口、2024年5月1日) | ||||
人口密度 | 1,931人/km2 | ||||
隣接都道府県 |
群馬県 栃木県 茨城県 千葉県 東京 山梨県 長野県 | ||||
県の木 | ケヤキ | ||||
県の花 | サクラソウ | ||||
県の鳥 | シラコバト | ||||
他のシンボル |
県の魚:ムサシトミヨ 県の蝶:ミドリシジミ 県のマスコット:コバトン・さいたまっち 県の歌:埼玉県歌 埼玉県民の日:11月14日 | ||||
埼玉県庁 | |||||
知事 | 大野元裕 | ||||
法人番号 | 1000020110001 | ||||
所在地 |
〒330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 北緯35度51分26秒 東経139度38分57秒 / 北緯35.85717度 東経139.64919度座標: 北緯35度51分26秒 東経139度38分57秒 / 北緯35.85717度 東経139.64919度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキポータル | 日本の都道府県/埼玉県 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
首都圏を構成し、都道府県別の人口は東京都、神奈川県、大阪府、愛知県に次ぐ全国第5位[1]。人口密度は東京都、大阪府、神奈川県に次ぐ第4位である[1]。県の財政力指数は全国第6位︵2020年度︶[1]。令制国の武蔵国の一部に相当する。面積は第39位︵2022年10月︶で[1]、可住地面積比率は第2位の規模である︵2020年10月︶[1]。村は、東秩父村の1村のみである。 県域は旧国名の武蔵国の北部であり、関東地方では神奈川県以外の1都4県に接する。また、中部地方では長野県、山梨県にも接する。隣に接する県の数は、長野県に次ぐ2位。日本で8つある内陸県の一つ。貿易港や臨海工業地帯を有さないものの、人口は約734万人と全国5位であり[1]、内陸県最多である。その多くは東京都23区に近接する県南東部に集中している。2020年国勢調査によると、昼夜間人口比率では、87.6%と昼間の人口流出が全国1位であり[1]、県南東部を中心に東京のベッドタウンとしての性質が強い︵﹁埼玉都民﹂も参照︶。農業産出額は第20位︵2020年︶である[1]が、北部には近郊農業が盛んな地域もあり、ネギやホウレンソウ、さといも、こまつな、かぶなど産出額が全国3位以内に入る農作物もある[2]。また、面積に占める河川の割合が多く、水の都と呼ばれる大阪府を抜き、全国47都道府県で最大の約3.9%となっている[3]。 県西部の秩父地域は山地や丘陵であるが、それ以外の地域は関東平野の一部を成す平地となっている。東京に隣接する東南部は人口が密集し、東京から放射状に伸びた交通網に沿って首都のベッドタウンが形成されている。東京都心方面への鉄道アクセスは優れるものの、県内を横断する鉄道路線はJR武蔵野線などに限られている。北部には豊かな農地が広がる。 県庁所在地であるさいたま市は内陸県にある最大の都市であり、内陸県唯一の政令指定都市でもある︵市域のみが海に面していないものも含めると札幌市、京都市に次ぐ︶。北海道地方、東北地方、北関東地方、信越地方、北陸地方に至る陸路の高速交通網は本県を通っている。なかでも新幹線など上記各地方からの主要鉄道網に関しては必ず本県の大宮駅︵さいたま市大宮区、旧大宮市︶を通過することから、大宮駅は本県の中心駅として認知されているだけではなく全国的にも巨大ターミナル駅として知られている。大宮地区は﹁鉄道の町﹂との異名のもと多くの人々が行き交い、活気ある街並みが形成されている。行政の中心は、かつて県庁所在地であった旧浦和市の浦和地区︵浦和駅周辺︶である。名称
明治維新の1869年︵明治2年︶1月28日、廃藩置県によって大宮県が設置されたが、県庁は暫定的に東京府馬喰町四丁目に置かれた。8か月後の同年9月には浦和県に改称し、さらに岩槻県、忍県と統合してできた旧埼玉県︵現在の埼玉県の東側約3分の1︶の設置当初、県庁が埼玉郡岩槻町︵岩槻市、現‥さいたま市岩槻区︶に置かれる予定であったため、その郡名から埼玉県と名付けられた[4]。しかし、岩槻には県庁に適した建物が無く[4]、県庁業務は足立郡浦和宿︵現‥さいたま市浦和区︶の旧浦和県庁舎で行われた。一方、現在の埼玉県の西側約3分の2に当たる地域は入間県となり、その後、群馬県と合併して熊谷県となるも僅か3年で熊谷県は解消され、旧入間県地域は旧埼玉県と合併して現在の埼玉県が誕生した。その際に、埼玉県の名称のまま県庁所在地も浦和宿となったため、岩槻町が実質的な県庁として機能することはなかった。1890年︵明治23年︶9月25日には、勅令により正式に北足立郡浦和町が県庁所在地となった。 ﹁埼玉﹂の地名の発祥地は﹁埼玉郡地理
地形
県東部は関東平野のほぼ中央部に位置しており、全体的に低地で平坦な土地が広がる。利根川の分流︵派川︶である江戸川と利根川水系の中川が流れている他、それらの支流も数多く流れている。河床勾配が緩く、蛇行している川も多数流れることから洪水が起きやすい地域であったが、首都圏外郭放水路や権現堂調節池︵行幸湖︶、大相模調節池などが建設され、現在も利根川中流と江戸川上流の堤防を拡幅強化する首都圏氾濫区域堤防強化対策などの治水事業が行われており、浸水被害は減ってきている。利根川と荒川に挟まれた地域には本庄台地や櫛挽台地からなる北武蔵台地が、荒川と中川に挟まれた地域は大宮台地が南北に広がっている。 県中部も関東平野のほぼ中央部西寄りに位置しており、荒川が流れており、荒川から西にかけて武蔵野台地、入間台地、高坂台地、東松山台地、江南台地などの台地が広がっている。ただし、台地に挟まれた地域は、荒川の支流である不老川、入間川などが流れており、周辺と比較すると標高が低い。そのため実際に令和元年東日本台風では荒川水系入間川流域の複数の河川で決壊・洪水被害も発生している。さらに西へ進むと狭山丘陵、加治丘陵、岩殿丘陵、比企丘陵などの丘陵が点在し、西に進むにつれて標高が高くなっている。 県西部は関東山地が広がっており、秩父山地に囲まれた地域では秩父地方︵秩父盆地︶を形成している。分類 | 地名 |
---|---|
平地 | 秩父盆地、関東平野(武蔵野台地、大宮台地、入間台地、江南台地、高坂台地、東松山台地、本庄台地、櫛挽台地) |
丘陵 | 岩殿丘陵、狭山丘陵、比企丘陵、加治丘陵 |
山地 | 関東山地、秩父山地、奥秩父山地 |
主な山 | |
河川 | 荒川、入間川、芝川、鴨川、鴻沼川、綾瀬川、利根川、中川、笹目川、新河岸川、大落古利根川、元荒川、高麗川、霞川、江戸川、黒目川、成木川、伝右川、渡良瀬川、垳川、神流川、新方川、不老川、都幾川、柳瀬川 |
湖・湖沼・用水路 | 秩父湖、秩父さくら湖、奥秩父もみじ湖、西秩父桃湖、狭山湖、円良田湖、玉淀湖、神流湖、彩湖、宮沢湖、鎌北湖、名栗湖、別所沼、白幡沼、伊佐沼、武蔵水路、見沼代用水、野火止用水、利根大堰、六堰、首都圏外郭放水路 |
自然公園
分類 | 公園 |
---|---|
国立公園 | 秩父多摩甲斐国立公園 |
国営公園 | 国営武蔵丘陵森林公園 |
県立自然公園 | 埼玉県立狭山自然公園、奥武蔵自然公園、黒山自然公園、埼玉県立長瀞玉淀自然公園、比企丘陵自然公園、上武自然公園、武甲自然公園、安行武南自然公園、両神自然公園、西秩父自然公園 |
隣接都道府県
埼玉県は隣接都県数が7都県と多く[10]、関東地方内では神奈川県を除く1都4県と接している[注釈 3]。長野県は未舗装道路の中津川林道(長野県側は舗装済)のみでしか直接的な行き来は出来ず、さらに冬季や夜間は通行止めとなっている(詳しくは中津川林道の項目を参照)。山梨県も雁坂トンネル有料道路でしかアクセス出来ず、また長大トンネルの規制により危険物搭載車両は山梨県と直通できない。鉄道では東京都及び千葉・群馬・茨城県との県境を直接行き来している。
都府県 | 市区町村 |
---|---|
茨城県 | 古河市、猿島郡五霞町 |
群馬県 | 伊勢崎市、太田市、藤岡市、高崎市、多野郡上野村、多野郡神流町、佐波郡玉村町、邑楽郡大泉町、邑楽郡千代田町、邑楽郡明和町、邑楽郡板倉町 |
千葉県 | 松戸市、流山市、野田市 |
東京都 | 北区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、清瀬市、西東京市、東大和市、東久留米市、武蔵村山市、東村山市、青梅市、西多摩郡瑞穂町、西多摩郡奥多摩町 |
栃木県 | 栃木市 |
長野県 | 南佐久郡川上村 |
山梨県 | 甲州市、山梨市、北都留郡丹波山村 |
気候
秩父地方は中央高地式気候、それ以外の地域は太平洋側気候である。また、内陸県であるため内陸性の気候も見られる。そのため冬季は全体的に冷え込みが厳しく、東京特別区や横浜市、千葉市などとは異なり毎日のように氷点下を記録する地域が多い。中でも秩父地方は特に冷え込みが厳しく、厳冬期は-10℃近くまで冷え込むこともある。一方、夏季は他県と比較して全体的に暑さが厳しく県内のほぼ全域で猛暑日がみられ、熊谷や鳩山町などでは日本国内でも屈指の酷暑となり、40℃を超える気温も観測されている。降水量は全般的に少ないが、特に冬季の降水量が非常に少ない。 ●西部山間部・秩父地方 ・・・ 秩父盆地は典型的な内陸性の気候で冬寒く、夏暑くなる。一年を通して日較差が大きく、冬は秩父市内でも氷点下8度を下回る気温も珍しくないほどに冷え込み、1954年1月27日には-15.8℃の低温を記録した[11]。しかし、近年は都市化の影響などでの温暖化が著しく、1月平均最低気温は-3.8℃となっている[12]。夏は日中はかなり暑くなり、埼玉県の他地域と同様猛暑日が多いが、熱帯夜は非常に稀である。冬季は南岸低気圧の接近により、他地域が雨の場合も秩父地方は雪となることがほとんどであり、稀に30cm前後の積雪を記録することもある。2001年と2005年には秩父市の年間降雪量が200cmを超えるなど[13]、関東地方の都市の中では雪の多い地域である。秩父山地ではしばしば大雪となることもある。秋、春においても朝晩の気温はかなり下がるのが特徴である。 ●北西部平野部・上武 ・・・ 熊谷市や深谷市などの群馬県との県境に連なる北部平野部は、夏は暑さの厳しい埼玉県内でも特に暑くなる地域で、しばしば40℃近い酷暑となることもあるなど日本一暑い地域の一つとなっている。2018年、熊谷市で、最高気温41.1℃を記録し、日本国内観測史上最高記録となった[14][15][16]。また、冬は内陸の割には、最低気温が比較的高い。冷えても氷点下5℃前後である。これは、夜になっても季節風がおさまりにくいためで、南部や東部よりも高くなることも多い。実際、熊谷の1月最低平均気温は-0.4℃[17]とさいたま市の-1.1℃[18]よりも高い。降雪についても南岸低気圧が当地域に到達しにくいため、関東地方の中でも少ないほうで・超したに周辺ある。 ●さいたま市・南部 ・・・ 北部ほどではないが、夏の暑さが厳しい。2007年に越谷市街地で40.4℃を記録し[19]、さいたま市でも2018年に39.3℃を観測している[20]。冬は、朝晩は放射冷却の影響を受けやすいため北部よりも気温が下がることも多く、氷点下7℃前後の冷え込みとなることもある。さいたま市は2018年には-9.8℃まで下がった[20]。さいたま市は1月の平均最低気温は-1.1℃と低く[18]、2月半ばまではほぼ連日冬日となる。 ●北東部 ・・・ 行田市以東、鴻巣市・久喜市以北の利根地域に位置する地域は北西部ほどではないものの、夏の暑さが厳しく38℃前後まで上がることもある。2022年に久喜市で39.2℃を観測した[21]。冬は放射冷却が関東平野のほぼ中央に位置する県東部の中でも、より中央に位置する関係もあって顕著で、近隣の熊谷市や、約50km北の栃木県の県庁所在地で都市化の影響はあるものの宇都宮市よりも気温が低くなることが多く、栃木県南部同様に氷点下8℃前後の冷え込みになることもある。久喜市では過去に-10℃以下を観測している[21]。 ●西部 ・・・ 比較的標高が高い丘陵地帯・武蔵野台地に位置しているために、北部や東部、南部の平野部と比較し、より内陸性の気候を有している。夏季は暑く、冬季は寒い。特に鳩山町は岩殿丘陵に囲まれた盆地状の地形であることから関東平野部でも冷え込みの激しい地点となり、1月の平均最低気温は-4.0℃であり[22]、21世紀に入っても-10℃以下を観測している[23]。一方で夏の暑さも厳しく、全国一の日最高気温を記録することもある。2020年8月11日に40.2℃を観測した[23]。この地域は南岸低気圧による大雪となることもしばしばで、全体的には県南部や東部と比較し、東京の多摩地域の気候と類似性が見られる。気象庁の統計によると所沢のアメダス地点は気温の日較差や年較差がほかの地点よりもやや小さいが、これは観測露場が狭山湖畔に設置されているという局所的な影響が大きいからである。そのため、夏の最高気温は約1℃低く、冬の最低気温は約2℃高く観測されている。平年値 (月単位) |
秩父 | 北部 | 西部 | 東部・南部 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
秩父 | 寄居 | 熊谷 | 鳩山 | 所沢 | 久喜 | 越谷 | さいたま | ||
平均 気温 (℃) |
最暖月 | 25.5 (8月) |
26.0 (8月) |
27.1 (8月) |
26.3 (8月) |
26.2 (8月) |
26.7 (8月) |
27.1 (8月) |
27.0 (8月) |
最寒月 | 1.8 (1月) |
3.1 (1月) |
4.3 (1月) |
2.6 (1月) |
3.7 (1月) |
3.6 (1月) |
4.2 (1月) |
3.9 (1月) | |
降水量 (mm) |
最多月 | 236.7 (9月) |
210.3 (9月) |
198.2 (9月) |
218.5 (9月) |
233.2 (9月) |
199.2 (9月) |
203.4 (10月) |
202.8 (9月) |
最少月 | 30.7 (12月) |
28.3 (12月) |
30.9 (12月) |
35.2 (2月) |
47.0 (2月) |
38.6 (2月) |
47.5 (2月) |
39.6 (2月) |
地域
郡・旧郡による区分
10地域区分
地域区分 | 構成自治体 | |
---|---|---|
3ゾーン | 10地域 | |
県南ゾーン | 南部 | 川口市・蕨市・戸田市 |
南西部 | 朝霞市・志木市・和光市・新座市・富士見市・ふじみ野市・三芳町 | |
東部 | 春日部市・草加市・越谷市・八潮市・三郷市・吉川市・松伏町 | |
さいたま | さいたま市 | |
圏央道ゾーン | 県央 | 鴻巣市・上尾市・桶川市・北本市・伊奈町 |
川越比企 | 川越市・東松山市・坂戸市・鶴ヶ島市・毛呂山町・越生町・滑川町・嵐山町・小川町・川島町・吉見町・鳩山町・ときがわ町・東秩父村 | |
西部 | 所沢市・飯能市・狭山市・入間市・日高市 | |
利根 | 行田市・加須市・羽生市・久喜市・蓮田市・幸手市・白岡市・宮代町・杉戸町 | |
県北ゾーン | 北部 | 熊谷市・本庄市・深谷市・美里町・神川町・上里町・寄居町 |
秩父 | 秩父市・横瀬町・皆野町・長瀞町・小鹿野町 |
5地域区分
地域区分 | 構成自治体 |
---|---|
東部 | 春日部市・加須市・行田市・久喜市・越谷市・幸手市・白岡市・杉戸町・草加市・蓮田市・羽生市・松伏町・三郷市・宮代町・八潮市・吉川市 |
中央 | 上尾市・伊奈町・桶川市・川口市・北本市・鴻巣市・さいたま市・戸田市・蕨市 |
北部 | 上里町・神川町・寄居町・深谷市・熊谷市・本庄市・美里町 |
西部 | 朝霞市・入間市・小川町・越生町・川越市・川島町・坂戸市・狭山市・志木市・鶴ヶ島市・ときがわ町・所沢市・滑川町・新座市・鳩山町・飯能市・東秩父村・東松山市・日高市・ふじみ野市・富士見市・三芳町・毛呂山町・吉見町・嵐山町・和光市 |
秩父 | 秩父市・小鹿野町・長瀞町・皆野町・横瀬町 |
気象庁による区分
市町村一覧
太字は地域振興センター所在市町村である。なお、さいたま市は政令指定都市であるため、太字の行政区が市役所所在地である。地域 | 市区町村 | 説明 |
---|---|---|
さいたま地域 | 埼玉県の県庁所在地にして、県内・内陸県唯一の政令指定都市でもある。2001年5月1日に浦和市・大宮市・与野市の3市の合併により新設され、2003年4月1日に政令指定都市に移行する。2005年4月1日には岩槻市を編入して現在の市域となった。
もともと県庁所在地であった旧浦和市︵現浦和区・南区・緑区・桜区︶時代から県政の中枢地として機能している。人口においても旧浦和市、現さいたま市ともに県内1位。また、鉄道の町として栄えた旧大宮市︵現大宮区・西区・北区・見沼区︶は商業都市として賑わっている。京浜東北線沿いの浦和区、南区、中央区を中心に高い人口密度の市街地が連なり︵2020年国勢調査︶[31]、夜間人口密度は浦和区、南区、中央区の順に、日中人口密度は浦和区、大宮区、中央区の順で高くなっている(2015年国勢調査)。江戸時代以降、浦和以北では、大宮台地︵浦和大宮支台︶上に中山道が通りここに浦和宿と大宮宿が成立、この宿場がそれぞれ旧浦和市と旧大宮市の中心部分を形成し両者をJR東北本線が南北に貫いている。西には荒川が、東には元荒川が流れる。
またJリーグクラブである浦和レッズと大宮アルディージャの本拠地があり、特に旧浦和市はサッカーの街としても著名である。
| |
南部地域 | 北足立郡の南部に属していた地域が該当する。中心となる川口市(中核市)は超高層マンションが林立し、政令指定都市以外では船橋市に次ぐ国内2番目の人口を有している。川口市西部を縦断する京浜東北線を軸とする三市の関わりは深いが、戸田市は埼京線開業後は川口市との関係は少し薄くなっている。それに対し蕨市と戸田市は同じ中山道沿線に位置し、歴史的にも関わりが深い。蕨市は全国の市の中で最も面積が狭いことで知られている。 | |
県央地域 | 北足立郡北部に属していた地域が該当する。伊奈を除く4市は中山道沿いの宿場町で、現在も高崎線沿線として関係性が強い。伊奈町はさいたま市のベッドタウンとして宅地化が進行している。 | |
南西部地域 | 北足立郡の西部(旧新座郡域)、入間郡東部に属していた地域が該当する。東京都に近接し、東武東上線や川越街道沿いの宅地化が著しい。新座市は都営地下鉄大江戸線の延伸を見込んだ大規模な区画整理事業の計画がある。 | |
東部地域 | おおむね南埼玉郡と北葛飾郡の南部および2つの郡の南部に属していた地域と草加市(ほとんどが北足立郡)が該当する。高度経済成長期以降、東京との近接性から東武伊勢崎線沿線を中心に宅地化が進行し、越谷市や草加市で人口が増加した。B.LEAGUE所属の越谷アルファーズのホームタウンであり、市の中心的な位置づけにある越谷レイクタウンの造成に力を入れた越谷市(中核市)が地域でも最も人口が多く、草加市、春日部市と続く。 | |
西部地域 | おおむね入間郡の南部に属していた地域が該当する。三富新田などの広がる武蔵野台地から西に行くにつれ台地―丘陵と遷移し奥武蔵と呼ばれる。関東旧来の生活風俗が色濃く残る地域でもある。県内よりも多摩地域と繋がりが深く、西武池袋線・西武新宿線を中心とする都市軸が形成されている。プロ野球パ・リーグ所属の埼玉西武ライオンズの本拠地のある所沢のほか、狭山・入間は狭山茶の産地として知られる。柳瀬川流域には現在も武蔵野の原風景を残している地区があり、宮崎駿監督のアニメーション映画「となりのトトロ」ではその舞台となった(所沢市松郷周辺など)。また、2019年には世界初進出のムーミンに関するテーマパーク「メッツァ」が飯能市に開業した[32]。
また、2020年には所沢市と株式会社KADOKAWAが共同で東所沢を中心とする開発事業「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設として複合文化施設兼新オフィス(新本社)の「ところざわサクラタウン」が開業した[33]。 | |
川越比企地域 | 入間郡北部と比企郡、およびこの2郡に属していた地域。小江戸と呼ばれる川越藩の城下町として発展した川越市(中核市)を中心として東武東上線や関越自動車道が延びる。北側の比企地域の中心となるのは東松山市で、比企丘陵・岩殿丘陵・吉見丘陵・嵐山渓谷など外秩父の自然美が広がり、埼玉県こども動物自然公園や国営武蔵丘陵森林公園がある。古来より秩父地方とともに武蔵国の枢要であり、畠山氏や河越氏が活躍した。 | |
川越比企地域(東松山事務所管内) | ||
北部地域 | おおむね児玉郡、大里郡およびこの2郡に属していた地域が該当する。北端を利根川、南を荒川が流れており低地や台地を主体とするが、秩父地方に接する南西側に近づくにつれ丘陵へと遷移する。熊谷の商業地を中心に、周辺都市や隣接する群馬県から消費者が流入する。工業は各地の工業団地を中心に発達している。また、渋沢栄一や塙保己一の出身地として観光ルートの設定、特産物の深谷ねぎをモチーフにしたふっかちゃんをアピールした地域振興が特色となっている。 | |
北部地域(本庄事務所管内) | ||
利根地域 | おおむね南埼玉郡と北葛飾郡の北部、北埼玉郡およびこの3郡に属していた地域が該当する。北部に利根川が流れ、比較的農業が盛んな地域となっている。また、さきたま古墳群や権現堂堤、鷲宮神社や忍城、東武動物公園などの観光地・行楽地も存在する。地域内を南北に東北自動車道が、東西に首都圏中央連絡自動車道が交差し、近年物流拠点として沿線での倉庫・工場立地が活発化している。 | |
秩父地域 | 秩父郡および同郡に属していた地域が該当する。県の一番西側に位置する地域である。関東山地やその周辺の山々とそれらに囲まれた秩父盆地からなり、秩父三十四箇所巡礼や秩父夜祭、秩父芝桜などの観光産業が発達。結晶片岩の岩畳を特徴とする景勝地長瀞渓谷は、サメなどの古生物の化石が発掘されることから「日本地質学発祥の地」「地球の窓」とも呼ばれ、古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群が国の天然記念物に指定されている。 |
歴史
先史・古代
旧石器時代
県内で旧石器時代の遺跡は、大宮、武蔵野、江南、下総の各台地、秩父盆地の各河川流域に約500が確認されている。この時代の遺跡・遺構は3万年前以降の立川ローム層・大黒ローム層から発見されている[34][35]。縄文時代・弥生時代
県域は隆起と海退によって形成された。縄文時代において海面は現在よりも高く、東京都東部から県域南東部を中心とした海抜の低い地域は、古東京湾の入り江が大きく入り込んでいたため、海底だったと推定される。その証拠に、川口市の旧鳩ヶ谷市域などに貝塚が至る所に発見されており、海岸に近かったことがうかがえる。縄文時代末期には県域南東部で陸地化が進み、弥生時代には埼玉県全土がほぼ陸地化した︵三郷市では弥生時代の土器片が見つかっている︶[36]。古墳時代
古墳時代には、埼玉古墳群を筆頭に県内各地に古墳群が造られ、現存するものは数千基に上る︵埼玉県の古墳一覧も参照︶。中条古墳群から出土した埴輪 短甲の武人︵重要文化財︶など、貴重な遺物も発見されている。 古代の国撰史書である﹃日本書紀﹄の安閑天皇元年︵534年?︶の記載に、﹁閏の十二月…︵中略︶…是の月に武蔵国造・笠原直使主と同族小杵と、国造を相争いて年経るに定めがたし﹂云々とあり、現在の鴻巣市笠原地区付近に居を構えていたとされる豪族、笠原直使主と同族の小杵による武蔵国造の勢力争いが起き、朝廷の力を借りた使主が勝利し、国造となった使主は朝廷に横渟︵多摩郡または横見郡︶・橘花︵神奈川県橘樹郡︶・多氷︵多摩︶・倉樔︵神奈川県久良郡︶の四箇所を屯倉として差し出したと記述されていることや、6世紀に突如現れたこの地の巨大古墳群、および後述の鉄剣などから大和朝廷の直接支配まで、長らく武蔵国における中心だったと考えられる。なお現在の埼玉県にあたる地域には、上述の武蔵国造︵无邪志国造︶のほかに、のちの秩父郡を本拠とする知々夫国造も存在していた。本域は、律令制以前は、毛野国と呼ばれ、筑紫国や吉備国に比肩する大国であったとされ、大和朝廷との関係において高い地位にあり、現在の東京地域よりも繁栄していた。 1968年︵昭和43年︶に行田市埼玉にある埼玉古墳群︵さきたま風土記の丘、現‥さきたま古墳公園︶の稲荷山古墳から出土した鉄剣︵金錯銘鉄剣︶は、1978年︵昭和53年︶に奈良市にある元興寺文化財研究所で保存処理を行った際、表裏に金象嵌で115文字の銘文があることが分かり注目を浴びた。その文中にある﹁獲加多支鹵大王︵ワカタケル大王︶﹂は﹃記紀﹄に登場する雄略天皇であり、﹃宋書﹄倭国伝に見える倭王武であって、冒頭の﹁辛亥の年﹂は471年であるとする学説が主流である。古代史ブームの巻き起こる中で、鉄剣の解釈をめぐりさまざまな議論がある[37][38]。奈良時代・平安時代
和銅元年︵708年︶に、現在の埼玉県秩父市黒谷にある和銅遺跡から、和銅︵ニギアカガネ、純度が高く精錬を必要としない自然銅︶が産出したことを記念して、﹁和銅﹂に改元するとともに、日本最初の流通貨幣となる和同開珎が発行される。 埼玉県域の郡は、足立・新座・入間・高麗・比企・横見・埼玉・大里・男衾・幡羅・榛沢・那珂・児玉・賀美・秩父郡である。また郷の数は県域で75郷である︵﹃和名類聚抄﹄︶。県域内の郡衙所在地は不明なところが多い。神護景雲3年︵769年︶9月17日に正倉4倉が焼失し、穀類や人に死傷者が出ている。雷火による天災か神火︵じんか︶[注釈 4]による人災か不明である[39]。中世
平安時代末・鎌倉時代
中世には武蔵国で人口の特に多かった北武蔵の丘陵地や台地に武蔵武士が出現し、河越氏や畠山氏ら諸氏を分出した秩父氏の一族が活躍した。また同族集団として形成された武蔵七党など中小規模の在地土豪も出た。平治の乱を経て武蔵国が平氏の知行国になると武蔵守には平氏一門が任じられると武蔵武士は被官化し、新恩地を得て西国へも進出した。治承4年︵1180年︶の源頼朝の挙兵後に服従した豪族には、県域に勢力を持っていた秩父一族が主に頼朝に味方し、治承・寿永の乱における合戦に参戦した。河越氏や畠山氏、比企氏らは鎌倉幕府の創設期に重用されて政務に参画するが、幕府権力の確立課程では河越氏を除き没落し、武蔵武士の地位は低下した。 中世には鎌倉幕府の成立を契機に街道が整備され、西武蔵には南北に鎌倉街道の上道や中道が通じて奥州方面と結ばれ、物資の流通路となったほか軍事的にも重視され、沿道には城館が分布する。幹線道の整備に伴い脇道や水上交通も発達し、多くの市や宿が成立した。室町時代・戦国時代
河越氏が武蔵平一揆で没落すると戦国期の武蔵は鎌倉公方足利氏と関東管領上杉氏との対立などの影響を受けて乱国状態となった。県域は北武蔵︵前線拠点は五十戸︵今の本庄市︶︶を地盤とし堀越公方方の山内上杉氏、南武蔵︵拠点は川越城︶に本拠をおいた扇谷上杉氏などが勢力を争った。下総国方面には古河公方が勢力を張った。 戦国後期には相模国の後北条氏が台頭する。天文10年︵1541年︶には最重要拠点の川越城を巡り、川越を後北条氏に奪われた扇谷上杉氏の上杉朝定は関東管領の上杉憲政と古河公方と結び、城の救援に向かった北条氏康との間で川越夜戦が行われた。敗北した扇谷上杉氏は滅亡し、後北条氏の勢力圏となった武蔵には多くの支城が築かれ、氏康は上杉憲政を圧迫する。 憲政は越後国守護代の長尾景虎︵のちの上杉謙信︶を頼り、関東管領職と上杉家家督を譲り受けた景虎は関東出兵を行い氏康と争った。後北条氏は甲斐国の武田氏や駿河国の今川氏と三国同盟を結び景虎と争っていたが、同盟破綻後の永禄12年︵1569年︶には越後と和睦して越相同盟を結び、武田氏の秩父方面への侵攻を招いており、こうした複雑な外交情勢のなか北関東の国衆は翻弄された。 後北条氏は天正年間には関東の大半を支配し、豊臣︵羽柴︶家に次ぐ全国第二位の勢力となる。近世
安土桃山時代・江戸時代
天正18年︵1590年︶には豊臣秀吉の天下統一における小田原征伐において後北条氏は没落する。後北条氏の没落に際して東海五カ国を支配していた徳川家康が関東へ転封され、武蔵を含む関東地域には徳川氏の家臣団が配置された。関ヶ原の合戦を経て江戸幕府による支配が確立すると、埼玉県域には﹁武蔵三藩﹂と呼ばれる川越藩や忍藩・岩槻藩︵それに武蔵国には知行地をほとんど持たなかった岡部藩など︶が立藩。江戸に近く親藩・譜代の重臣が配されたが、川越藩を除き城下町の形成は小規模であった。川越は江戸北方の防衛拠点として、また武蔵国の商工業の中心地として﹁小江戸﹂と呼ばれ繁栄した。 江戸幕府により江戸を起点とした五街道の整備が進められ、埼玉県内には中山道に9つの宿場︵蕨宿、浦和宿、大宮宿、上尾宿、桶川宿、鴻巣宿、熊谷宿、深谷宿、本庄宿︶、日光街道︵奥州街道︶に6つの宿場︵草加宿、越ヶ谷宿、粕壁宿、杉戸宿、幸手宿、栗橋宿︶が置かれた。五街道に準ずる脇往還は、県内では川越児玉往還︵川越街道︶、日光脇往還、日光御成街道、関宿往還、秩父往還、秩父甲州往還が整備された。 明暦年間には野火止用水が、享保年間から見沼代用水が開鑿され、元禄年間に三富新田の開発が行われ米麦栽培が増大したほか、養蚕や織物、木綿の栽培や野菜など地域特産物の生産も盛んになり、定期市で販売されたほか、利根川・荒川・新河岸川の舟運を通じて江戸へも移出された。 明和元年︵1764年︶には大規模な百姓一揆である中山道伝馬騒動が発生している。 近世後期には幕領と旗本領の錯綜する関東一円で無宿人・浪人が増加したため社会不穏が増大し、幕府では文政の改革に伴い文化2年︵1805年︶に関東取締出役を設置して警察力の強化が行われ、村々では組合村を形成して対応している。 幕末には異国船が日本近海に出没し、嘉永6年6月3日︵1853年7月8日︶にはアメリカのペリー艦隊が来航し幕府に通商を求めるが、江戸湾の海防は川越藩、忍藩が彦根藩、会津藩を加えた四藩で担当し、藩士の現地派遣や遠見番所の設置などを行った。ペリー艦隊の来航に際しては海防策が修正され、品川台場の防衛を川越藩・忍藩・会津藩が担当した。海防強化は村々へも負担が生じるが、一方で日本が開国し本格的な貿易を開始すると積極的に対外交易を試みる投機商も出現した。 近世後期の社会変動、開港前後の諸役負担や経済変動は農村社会に影響を与え没落農民層も発生していたが、慶応2年6月13日︵1866年7月24日︶には入間郡を中心に中山道以西地域に波及した武州一揆が発生し、関東取締出役の出向により鎮圧される。近代
明治時代・大正時代
●慶応4年︵1868年︶ - 6月19日、忍藩士の山田政則が武蔵知県事に就任。旧幕府領を管轄する。 ●明治2年︵1869年︶ - 1月10日、山田政則知県事が宮原忠英に交代。1月13日、宮原知県事の管轄地域に大宮県を設置し、県庁は東京府馬喰町に置かれる。9月29日、県庁が浦和に置かれ浦和県に改称。 ●明治4年︵1871年︶ - 7月14日、廃藩置県を受けて藩領に川越県・忍県・岩槻県の3県が誕生。11月14日、忍県・岩槻県・浦和県の3県が合併して埼玉県が誕生︵足立郡・埼玉郡・葛飾郡の一部。現在の東部地域に相当︶。同日、川越県は品川県の一部を吸収して入間県となる︵現在の西部地域・北部地域・秩父地域に相当︶。埼玉県の県庁所在地は埼玉郡岩槻町︵現さいたま市岩槻区︶とされたが、適する建物が無く、旧浦和県庁を流用する形で浦和宿︵現さいたま市浦和区︶に県庁が置かれた。入間県の県庁は川越城に置かれた。 ●1873年︵明治6年︶ - 入間県が群馬県と合併し熊谷県となる。熊谷県の県庁は熊谷駅︵現熊谷市︶に置かれた。 ●1874年︵明治7年︶ - 埼玉県師範学校︵埼玉大学の前身︶が発足。 ●1876年︵明治9年︶ - 熊谷県は解消され旧入間県の地域は埼玉県と合併、現在の埼玉県が成立。 ●地元出身の渋沢栄一、福澤桃介、大川平三郎などが活躍、日本の近代化に貢献する。 ●1883年︵明治16年︶7月28日 - 日本初の私鉄﹁日本鉄道﹂︵東北本線・高崎線上野駅 - 熊谷駅間︶が開通し、浦和駅・上尾駅・鴻巣駅・熊谷駅が開業。 ●1884年︵明治17年︶ - 秩父地方で松方財政の不況の中借金に苦しむ負債農民が秩父事件を起こす。 ●1885年︵明治18年︶3月16日 - 大宮駅が開業。 ●1890年︵明治23年︶ - 浦和を県庁所在地とする勅令が出される。 ●1894年︵明治27年︶12月21日 - 川越鉄道川越線︵現‥西武新宿線︶久米川︵現‥東村山駅︶ - 川越︵現‥本川越駅︶間が開業。 ●1895年︵明治28年︶ - 第一尋常中学校︵現埼玉県立浦和高等学校︶、第二尋常中学校︵現埼玉県立熊谷高等学校︶が開校。 ●1899年︵明治32年︶8月27日 - 東武鉄道︵現‥東武伊勢崎線︶北千住駅 - 久喜駅間が開業。 ●1911年︵明治44年︶ - 日本初の航空機専用飛行場、所沢陸軍飛行場が開港。 ●1914年︵大正3年︶5月1日 - 東上鉄道︵現‥東武東上本線︶池袋駅 - 田面沢駅間が開業。 ●1915年︵大正4年︶4月15日 - 武蔵野鉄道︵現‥西武池袋線︶池袋駅 - 飯能駅間が開業。 ●1921年︵大正10年︶ - 官立の旧制浦和高校︵埼玉大学の前身︶が開校。 ●1923年︵大正12年︶9月1日 - 関東大震災が発生。県内での被害が軽微だったため、以後移住者が増加し、浦和画家などの文化も隆盛。現代
昭和時代・戦前
●1928年︵昭和3年︶12月 - 県議会で公娼廃止決議案が可決[40]。 ●1929年︵昭和4年︶11月17日 - 北総鉄道︵現‥東武野田線︶大宮駅 - 春日部駅間が開業。 ●1940年︵昭和15年︶7月22日 - 川越線が開通。 ●1941年︵昭和16年︶ ●2月25日 - 西武大宮線が廃止。昭和時代・戦中
●11月1日 - 太平洋戦争が勃発し県内を管轄する浦和連隊区が設置された。 ●1943年︵昭和18年︶7月1日 - 埼玉銀行︵現‥埼玉りそな銀行︶が発足。 ●1945年︵昭和20年︶8月15日 - 熊谷空襲が発生。太平洋戦争最後の空襲かつ埼玉県内における最大規模の空襲となった。昭和時代・戦後
●1945年︵昭和20年︶10月 - 県人口が200万人を突破[41]。 ●1946年︵昭和21年︶ ●進駐軍によって埼玉会館に埼玉軍政部が設置された。 ●11月22日 - 蕨町︵現‥蕨市︶で成年式が行われる︵成人式の先駆け︶[42]。 ●1947年︵昭和22年︶ ●2月25日 - 八高線東飯能~高麗川駅間で八高線脱線転覆事故が発生[43]。 ●9月14日 - 15日 - カスリーン台風により荒川及び利根川が決壊。東部を中心に多くの家屋が浸水[44]。 ●1949年︵昭和24年︶6月 - 新制大学として埼玉大学が発足[45]。 ●1950年︵昭和25年︶ ●3月 - 県庁所在地について、県議会は浦和に決定[41]。 ●7月10日 - 国立公園として秩父多摩国立公園が指定される[46][41]。 ●1951年︵昭和26年︶3月9日 - 県立自然公園︵狭山・奥武蔵・黒山・長瀞玉淀︶が指定される[47]。 ●1952年︵昭和27年︶7月 - 高崎線電化完成[41]。 ●1955年︵昭和30年︶10月 - 県庁本庁舎と県議会議事堂の落成式が行われる[41]。 ●1957年︵昭和32年︶3月5日 - 上江橋の竣工式が行われる[48]。 ●1958年︵昭和33年︶4月14日 - 東北本線上野~宇都宮間電化工事、開通式が行われる[49]。 ●1959年︵昭和34年︶4月5日 - 寄居町・金尾山で第10回全国植樹祭が行われる。昭和天皇・香淳皇后が訪問[50]。 ●1960年︵昭和35年︶3月31日 - 埼玉県立図書館新館舎が落成[51]。 ●1962年︵昭和37年︶5月31日 - 東武伊勢崎線と営団地下鉄日比谷線︵北越谷~人形町間︶で相互直通運転を開始[52] ●1964年︵昭和39年︶9月1日 - 埼玉県章・県旗が制定される[53]。 ●1965年︵昭和40年︶ ●5月 - 県政広報紙﹁さいたまけん﹂が創刊[41]。 ●9月21日 - 埼玉県歌が制定される[54]。 ●10月 - 県人口が300万人を突破[41]。 ●11月3日 - 県民の鳥﹁シラコバト﹂が制定される[55]。 ●1966年︵昭和41年︶ ●5月27日 - 新埼玉会館が開館[56]。 ●9月5日 - 県の木﹁ケヤキ﹂が制定される[55]。 ●9月25日 - 台風第26号により熊谷で最大瞬間風速41 m/sを観測。死者28名[57][58]。 ●1967年︵昭和42年︶ ●3月 - 武蔵水路が完成[59]。 ●9月17日 - 20日、10月22日 - 27日 - 第22回国民体育大会が埼玉県で開催される[60]。 ●1968年︵昭和43年︶11月13日 - 下久保ダムが竣工[61]。 ●1969年︵昭和44年︶ ●10月 - 埼玉県立さきたま資料館が開館[62]。 ●10月14日 - 西武秩父線吾野~西武秩父間が開通[63]。 ●12月 - 新大宮バイパス全線開通[41]。 ●1970年︵昭和45年︶ ●4月1日 - 埼玉県立熊谷図書館が開館︵7月21日開館式典挙行︶[64]。 ●9月 - 大宮市が全国初のモーテル規制条例を制定[41]。 ●1971年︵昭和46年︶ ●6月30日 - 米軍所沢通信基地の約6割が返還される[65]。 ●7月 - 県人口が400万人を突破[41]。 ●7月 - さいたま水上公園が開業[66]。 ●11月 - 埼玉県立博物館が開館[67]。 ●11月5日 - 県の花﹁サクラソウ﹂が制定される[55]。 ●11月14日 - 明治4年の廃藩置県で埼玉県が誕生して100年後にあたるこの年、県が﹁埼玉県民の日﹂を制定[68]。毎年この日を中心とした10月 - 12月、様々なイベントが開催される[69]。 ●11月28日 - 東北新幹線・上越新幹線起工式が開催される[70]。 ●12月20日 - 東京川越高速道路︵現‥関越自動車道︶、練馬~川越間が開通[71]。 ●1972年︵昭和47年︶ ●11月1日 - 埼玉大橋が開通[72]。 ●11月13日 - 東北自動車道岩槻IC~宇都宮IC間が開通[73]。 ●1973年︵昭和48年︶ ●3月13日 - 上尾事件が発生[74]。 ●4月1日 - 武蔵野線が開通[75]。 ●6月 - キャンプ朝霞、南地区の大部分が返還される[76]。 ●1974年︵昭和49年︶ ●7月22日 - 国営武蔵丘陵森林公園が開園[77]。 ●8月31日 - 台風第16号による豪雨。飯能市で総雨量495 mmを観測[78]。 ●1975年︵昭和50年︶ ●4月 - 埼玉県立衛生短期大学が設置される[79]。 ●10月1日 - 埼玉県立川越図書館が設置される[64]。 ●11月1日 - 埼玉県立がんセンターが開設される[80]。 ●1976年︵昭和51年︶ ●3月1日 - 熊谷東松山有料道路全線開通[81]。 ●4月 - 埼玉県立歴史資料館が開館[82]。 ●1977年︵昭和52年︶1月1日 - 県人口が500万人を突破[41]。 ●1978年︵昭和53年︶ ●3月3日 - 所沢航空記念公園が開園[83]。 ●9月 - 稲荷山古墳出土鉄剣から金錯銘文が発見[84]。 ●10月 - 西武ライオンズが誕生[85]。 ●1979年︵昭和54年︶ ●4月1日 - テレビ埼玉が開局[86]。 ●7月 - 六都県市首脳会議︵東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・横浜市・川崎市︶が設置される[87]。 ●10月2日 - メキシコ合衆国メキシコ州と姉妹州県提携締結[88]。 ●1980年︵昭和55年︶ ●4月 - 埼玉県立中央高等職業訓練校︵現‥埼玉県立中央高等技術専門校︶開設される[41]。 ●5月5日 - 埼玉県こども動物自然公園が開園[89]。 ●6月1日 - 埼玉県立久喜図書館が開館[64]。 ●11月 - 埼玉県立民俗文化センターが開所[67]。 ●1981年︵昭和56年︶ ●5月30日 - 埼玉県県民の森が開園[90]。 ●8月1日 - 富士見川越有料道路が開通[81]。 ●11月10日 - 埼玉県立自然史博物館が開館[91][41]。 ●1982年︵昭和57年︶ ●2月 - 秋ヶ瀬橋が開通[41]。 ●6月23日 - 東北新幹線が開通[92]。 ●7月3日 - 見沼通船堀が国指定史跡に[93]。 ●10月27日 - 中華人民共和国山西省と友好省県を締結[88]。 ●11月3日 - 埼玉県立近代美術館が開館[94] ●11月15日 - 上越新幹線が開通[95]。 ●1983年︵昭和58年︶ ●4月1日 - 埼玉県立小児医療センターが開設される[96]。 ●5月31日 - 東武鉄道熊谷線が廃止[97]。 ●6月6日 - 武蔵埼玉稲荷山古墳出土品が国宝に指定[98]。 ●10月2日 - さいたま水族館が開館[99]。 ●12月22日 - 埼玉新都市交通伊奈線が大宮~羽貫間で開通[100]。 ●1984年︵昭和59年︶ ●2月 - 大宮操車場の機能廃止[101] ●10月27日 - オーストラリア・クイーンズランド州と姉妹提携[88]。 ●1985年︵昭和60年︶ ●1月24日 - 三郷JCT、三郷ICが誕生・開通[102]。 ●3月14日 - 東北新幹線大宮~上野間が開通[103]。 ●9月30日 - 埼京線が開通、川越線が電化[104]。 ●1986年︵昭和61年︶6月 - ﹁第4次首都圏基本計画﹂において、浦和市、大宮市が業務核都市として位置づけられる[105]。 ●1987年︵昭和62年︶ ●4月 - 県人口が600万人を突破[41]。 ●8月25日 - 営団地下鉄有楽町線~東武東上線川越市間で相互直通運転を開始[106]。 ●9月9日 - 首都高速川口線が開通し、東北自動車道と接続[107]。 ●10月 - 神川村が町制施行[41]。 ●1988年︵昭和63年︶ ●3月19日~5月29日 - さいたま博覧会が開催[108]。 ●4月8日 - 大宮ソニックシティがオープン[109]。 ●6月1日 - 埼玉県農林公園が開園[110]。平成時代
●1989年︵平成元年︶ ●3月10日 - 秩父リゾート地域整備構想が作成される[111]。 ●4月6日 - 9日 - 第1回世界盆栽大会が大宮ソニックシティで開催される[112]。 ●8月 - 政府機関の大宮操車場跡地への集団的移転が決定[113]。 ●11月2日 - 12日 - 第4回国民文化祭・さいたま89が埼玉県で開催される[114]。 ●1990年︵平成2年︶ ●8月2日 - 埼玉新都市交通伊奈線羽貫~内宿間が開通[115]。 ●10月22日 - アメリカ合衆国オハイオ州と姉妹提携[88]。 ●1991年︵平成3年︶ ●3月15日 - 首都圏新都市鉄道株式会社が設立[116]。 ●4月 - 協和銀行と埼玉銀行が対等合併。株式会社協和埼玉銀行が誕生[117]。 ●9月1日 - 鶴ヶ島町が市制施行[118]。 ●9月19日 - 台風第18号により、県内各地で浸水被害[119][120]。 ●10月1日 - 日高町が市制施行[121]。 ●11月7日 - さいたま新都心土地区画整理事業起工式が開催される[101]。 ●11月14日 - 県の蝶﹁ミドリシジミ﹂、県の魚﹁ムサシトミヨ﹂が制定される[55]。 ●1992年︵平成4年︶ ●3月25日 - 埼玉高速鉄道株式会社が設立[122]。 ●4月15日 - 埼玉中枢都市圏業務核都市基本構想が承認される[101]。 ●5月 - 埼玉県山西省友好記念館が開館[123]。 ●11月 - 地球の環境を守る埼玉県民憲章が制定される[124]。 ●11月14日 - 県の愛称として﹁彩の国︵さいのくに︶﹂が選定される[125]。 ●11月27日 - 東京外環自動車道和光 - 三郷間が開通[126]。 ●1993年︵平成5年︶ ●4月3日 - 所沢航空発祥記念館が開館[127]。 ●6月3日 - ﹁集団的移転にかかる官庁施設整備の基本計画﹂が取りまとめられる[128]。 ●8月 - 埼玉県平和資料館が開館[129]。 ●8月4日 - 8日 - 第17回全国高等学校総合文化祭が埼玉県で開催される[130]。 ●11月14日 - ﹁彩の国キャンペーンマーク﹂が選定される[131]。 ●1994年︵平成6年︶ ●8月7日 - 秩父市で県内最高気温39.3℃を観測[11][41]。 ●10月15日 - 彩の国さいたま芸術劇場が開館[132]。 ●1995年︵平成7年︶ ●7月1日 - さいたま緑の森博物館が開館[133]。 ●7月 - 埼玉高速鉄道線起工式が開催される[134]。 ●1996年︵平成8年︶3月26日 - 首都圏中央連絡自動車道青梅IC~鶴ヶ島JCT間が開通[135]。 ●1997年︵平成9年︶ ●8月1日 - 埼玉県立川の博物館が開館[136]。 ●11月22日 - さいたま文学館が開館[137]。 ●1998年︵平成10年︶4月23日 - 雁坂トンネルが開通[138]。 ●1999年︵平成11年︶ ●4月 - 新制大学として埼玉県立大学が発足[139]。 ●8月26日 - ドイツ連邦共和国ブランデンブルク州と姉妹提携[88]。 ●2000年︵平成12年︶ ●2月 - さいたま新都心への行政機関の集団的移転が開始︵5月移転完了︶[128]。 ●4月1日 - さいたま新都心駅が開業[140]。 ●4月 - 埼玉県環境科学国際センターが開設される[141]。 ●5月5日 - さいたま新都心が街開き[101]。 ●9月3日 - さいたまスーパーアリーナが開業[142]。 ●2001年︵平成13年︶ ●3月28日 - 埼玉高速鉄道線赤羽岩淵~浦和美園間が開通[122]。 ●5月1日 - 浦和市、大宮市、与野市の3つの市が合併し、さいたま市が誕生[143]。 ●10月13日 - 埼玉スタジアム2002がオープン[144]。 ●2002年︵平成14年︶ ●6月2日 - 26日 - サッカーワールドカップが開催される。埼玉スタジアム2002では準決勝などが催された[145]。 ●8月 - 人口が700万人を突破[41]。 ●2003年︵平成15年︶ ●1月24日 - 11月1日を﹁彩の国教育の日﹂と制定[146]。 ●2月1日 - SKIPシティ︵さいたま新産業拠点︶がオープン[147]。 ●4月1日 - さいたま市が政令指定都市に[143]、川越市が中核市に移行[148]。 ●7月 - 熊谷スポーツ文化公園東地区が開園[149]。 ●8月1日 - 埼玉県立武道館が移転開館[150]。 ●2004年︵平成16年︶ ●3月13日 - 上越新幹線本庄早稲田駅が開業[151]。 ●9月11日 - 14日、10月23日 - 28日 - 第59回国民体育大会・彩の国まごころ国体が開催される[152]。 ●2005年︵平成17年︶ ●1月1日 - 名栗村が飯能市に編入合併[153]。 ●4月1日 - 岩槻市がさいたま市に編入合併。秩父市・吉田町・大滝村・荒川村が合併し、新・秩父市が誕生[153]。 ●8月24日 - 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業[154]。 ●10月1日 - 熊谷市・大里町・妻沼町が合併し、新・熊谷市が誕生。春日部市・庄和町が合併し、新・春日部市が誕生。吹上町、川里町が鴻巣市に編入合併。上福岡市・大井町が合併し、ふじみ野市が誕生。小鹿野町・両神村が合併し、新・小鹿野町が誕生[153]。 ●2006年︵平成18年︶ ●1月1日 - 深谷市・岡部町・川本町・花園町が合併し、新・深谷市が誕生。神川町・神泉村が合併し、新・神川町が誕生[153]。 ●1月10日 - 本庄市・児玉町が合併し、新・本庄市が誕生[153]。 ●2月1日 - 都幾川村・玉川村が合併し、ときがわ町が誕生[153]。 ●4月 - みそのウイングシティが街開き[155]。 ●12月2日 - 浦和レッズがホーム最終戦で勝利し、J1リーグ初優勝を果たす[156]。 ●2007年︵平成19年︶ ●2月13日 - 江南町が熊谷市に編入合併[153]。 ●11月14日 - AFCチャンピオンズリーグにて浦和レッズが優勝[157]︵詳細︶。 ●2008年︵平成20年︶ ●3月15日 - 越谷レイクタウン駅が開業[158]。 ●3月29日 - 首都圏中央連絡自動車道鶴ヶ島JCT~川島IC間が開通[159]。 ●4月1日 - 県内9地域に地域振興センターを設置[27]。 ●4月 - 越谷レイクタウンが街開き[158]。 ●7月28日 - 8月20日 - 平成20年度全国高等学校総合体育大会・彩夏到来08埼玉総体が開催される[160]。 ●2009年︵平成21年︶3月 - 9月 - 川越市が舞台の連続テレビ小説﹁つばさ﹂が放映[161]。 ●2010年︵平成22年︶ ●3月1日 - 深谷市と群馬県太田市との県境の一部変更により、県土面積が約80ha拡張︵120haの編入と40haの持ち出し︶[162]。 ●3月23日 - 久喜市・菖蒲町・栗橋町・鷲宮町が合併し、新・久喜市が誕生。加須市・騎西町・北川辺町・大利根町が合併し、新・加須市が誕生[153]。 ●3月28日 - 首都圏中央連絡自動車道川島IC~桶川北本IC間が開通[163]。 ●2011年︵平成23年︶ ●3月11日 - 東日本大震災︵東北地方太平洋沖地震︶が発生。宮代町で震度6弱を観測[164]。液状化被害が県内各地で発生[165]。 ●10月1日 - 鳩ヶ谷市が川口市に編入合併[153]。 ●2012年︵平成24年︶ ●7月9日 - 歓喜院聖天堂が国宝に指定[166]。 ●10月1日 - 白岡町が市制施行[167]。 ●2013年︵平成26年︶ ●4月3日 - 浦和学院高等学校が第85回選抜高校野球大会で初優勝[168]。 ●9月2日 - 越谷市・松伏町などで竜巻被害が発生[169]。 ●2014年︵平成27年︶ ●2月7日 - 9日 - 関東地方で大雪。熊谷市で最大積雪深43 cmを観測[170]。 ●11月27日 - 細川紙がユネスコ無形文化遺産に登録[171]。 ●2015年︵平成27年︶ ●3月21日 - ウェスタ川越が完成[172]。 ●3月31日 - 埼玉県立浦和図書館が廃止[173]。 ●4月1日 - 越谷市が中核市に移行[174]。 ●10月31日 - 圏央道の県内区間が全線開通[175]。 ●12月11日 - 梶田隆章がノーベル物理学賞を受賞[176]。 ●2016年︵平成28年︶ ●3月1日 - 古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群が国の天然記念物に指定[177]。 ●11月30日 - 和光市の理化学研究所で発見された113番目の元素にニホニウムと命名[178]。その記念事業として、和光市駅南口から同研究所までシンボルロード﹁ニホニウム通り﹂を同年度より整備︵2019年3月完成︶[179]。 ●12月1日 - 川越氷川祭の山車行事と秩父祭の屋台行事と神楽がユネスコ無形文化遺産に正式登録[180][181]。 ●12月27日 - 埼玉県立小児医療センターが移転開院[182]。 ●2017年︵平成29年︶ ●4月28日 - ﹁和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田﹂が日本遺産に認定[183]。 ●8月23日 - 花咲徳栄高等学校が第99回全国高校野球大会で初優勝[184]。 ●11月25日 - AFCチャンピオンズリーグにて浦和レッズが史上初の2度目の優勝[185]︵詳細︶。 ●2018年︵平成30年︶ ●4月1日 - 川口市が中核市に移行[186]。 ●6月2日 - 東京外環自動車道の県内区間が全線開通[187]。 ●7月23日 - 熊谷市で国内最高気温41.1℃を観測[188]。 ●2019年︵平成31年︶ ●2月22日 - 翔んで埼玉の実写映画が公開[189]。 ●4月9日 - 新・1万円札の図柄が渋沢栄一に決定[190]。令和時代
●2019年︵令和元年︶ ●9月24日、29日、10月9日 - ラグビーワールドカップが開幕。熊谷ラグビー場ではプールステージ3試合が催された[191]。 ●10月12日 - 13日 - 令和元年東日本台風による被害。死者4名[192]。 ●2020年︵令和2年︶ ●3月10日 - 埼玉古墳群が特別史跡に指定[193]。 ●11月6日 - ところざわサクラタウンがオープン[194]。 ●2021年︵令和3年︶ ●2月14日 - 12月26日 - 深谷市出身の実業家、渋沢栄一が主人公の大河ドラマ﹁青天を衝け﹂が放映[195][196]。 ●5月21日 - SDGs未来都市に選定[197]。 ●7月6日 - 9日 - 東京2020オリンピック聖火リレーが県内各地を通過[198]。 ●7 - 9月 - 埼玉スタジアム2002とさいたまスーパーアリーナ、霞ヶ関カンツリー倶楽部、陸上自衛隊朝霞訓練場が2020年東京オリンピック︵当初は2020年に開催予定︶の会場となる。なお、陸上自衛隊朝霞訓練場は2020年東京パラリンピックの会場にもなる[199]。 ●10月1日 - ﹁埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例﹂が施行[200]。エスカレーターの利用に関する都道府県条例の制定・施行は全国初[201]。 ●10月1日 - 人口推計で初めて人口が減少に転じる[202][203]。 ●12月 - 春日部つくしが埼玉バーチャル観光大使に任命[204]。 ●2022年︵令和4年︶ ●1月9日 - 12月18日 - 大河ドラマ﹁鎌倉殿の13人﹂が放映[205][206]。︵比企地域にゆかりのある人物・史跡が登場[207]︶ ●5月6日 - AFCチャンピオンズリーグにて浦和レッズが3度目の優勝[208]。 ●7月20日 - 春日部市を舞台とする漫画﹁クレヨンしんちゃん﹂のアニメ放送開始30周年記念企画として、埼玉県・秋田県・熊本県の三県の間で、三県相互の観光振興と地域活性化及び相互交流施策に取り組む﹁家族都市﹂協定を締結[209]。 ●2023年︵令和5年︶ ●7月 - 武蔵野の落ち葉堆肥農法が世界農業遺産に認定[210]。 ●12月31日 - 埼玉県収入証紙の販売を終了[211][212]。人口
埼玉県と全国の年齢別人口分布(2005年) | 埼玉県の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 埼玉県 |
■青色 ― 男性 | ||
埼玉県の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
増加 10.0 % 以上 7.5 - 9.99 % 5.0 - 7.49 % 2.5 - 4.99 % 0.0 - 2.49 % | 減少 0.0 - 2.5 % 2.5 - 5.0 % 5.0 - 7.5 % 7.5 - 10.0 % 10.0 % 以上 |
平均年齢
46.6歳(男45.5歳、女47.8歳。2021年(令和3年)1月1日現在)
都市
埼玉県内市町村別人口・面積・人口密度
埼玉県の市町村の人口、面積、人口密度(2024年5月1日) | ||||
---|---|---|---|---|
市町村 | 人口 | 面積 | 人口密度 | |
1 | さいたま市 | 1,349,682 人 | 217.43km2 | 6,207人/km2 |
2 | 川越市 | 354,670 人 | 109.13km2 | 3,250人/km2 |
3 | 熊谷市 | 190,739 人 | 159.82km2 | 1,193人/km2 |
4 | 川口市 | 594,999 人 | 61.95km2 | 9,605人/km2 |
5 | 行田市 | 76,525 人 | 67.49km2 | 1,134人/km2 |
6 | 秩父市 | 56,096 人 | 577.83km2 | 97人/km2 |
7 | 所沢市 | 341,346 人 | 72.11km2 | 4,734人/km2 |
8 | 飯能市 | 79,445 人 | 193.05km2 | 412人/km2 |
9 | 加須市 | 110,822 人 | 133.30km2 | 831人/km2 |
10 | 本庄市 | 77,722 人 | 89.69km2 | 867人/km2 |
11 | 東松山市 | 92,514 人 | 65.35km2 | 1,416人/km2 |
12 | 春日部市 | 226,574 人 | 66.00km2 | 3,433人/km2 |
13 | 狭山市 | 147,190 人 | 48.99km2 | 3,004人/km2 |
14 | 羽生市 | 52,225 人 | 58.64km2 | 891人/km2 |
15 | 鴻巣市 | 116,387 人 | 67.44km2 | 1,726人/km2 |
16 | 深谷市 | 139,359 人 | 138.37km2 | 1,007人/km2 |
17 | 上尾市 | 227,844 人 | 45.51km2 | 5,006人/km2 |
18 | 草加市 | 249,830 人 | 27.46km2 | 9,098人/km2 |
19 | 越谷市 | 339,182 人 | 60.24km2 | 5,631人/km2 |
20 | 蕨市 | 74,819 人 | 5.11km2 | 14,642人/km2 |
21 | 戸田市 | 142,221 人 | 18.19km2 | 7,819人/km2 |
22 | 入間市 | 142,566 人 | 44.69km2 | 3,190人/km2 |
23 | 朝霞市 | 143,927 人 | 18.34km2 | 7,848人/km2 |
24 | 志木市 | 75,099 人 | 9.05km2 | 8,298人/km2 |
25 | 和光市 | 84,491 人 | 11.04km2 | 7,653人/km2 |
26 | 新座市 | 166,053 人 | 22.78km2 | 7,289人/km2 |
27 | 桶川市 | 73,813 人 | 25.35km2 | 2,912人/km2 |
28 | 久喜市 | 148,806 人 | 82.41km2 | 1,806人/km2 |
29 | 北本市 | 64,539 人 | 19.82km2 | 3,256人/km2 |
30 | 八潮市 | 94,172 人 | 18.02km2 | 5,226人/km2 |
31 | 富士見市 | 113,181 人 | 19.77km2 | 5,725人/km2 |
32 | 三郷市 | 141,182 人 | 30.13km2 | 4,686人/km2 |
33 | 蓮田市 | 61,188 人 | 27.28km2 | 2,243人/km2 |
34 | 坂戸市 | 99,649 人 | 41.02km2 | 2,429人/km2 |
35 | 幸手市 | 48,596 人 | 33.93km2 | 1,432人/km2 |
36 | 鶴ヶ島市 | 70,131 人 | 17.65km2 | 3,973人/km2 |
37 | 日高市 | 53,495 人 | 47.48km2 | 1,127人/km2 |
38 | 吉川市 | 71,350 人 | 31.66km2 | 2,254人/km2 |
39 | ふじみ野市 | 113,528 人 | 14.64km2 | 7,755人/km2 |
40 | 白岡市 | 52,328 人 | 24.92km2 | 2,100人/km2 |
41 | 伊奈町 | 45,022 人 | 14.79km2 | 3,044人/km2 |
42 | 三芳町 | 37,655 人 | 15.33km2 | 2,456人/km2 |
43 | 毛呂山町 | 34,404 人 | 34.07km2 | 1,010人/km2 |
44 | 越生町 | 10,450 人 | 40.39km2 | 259人/km2 |
45 | 滑川町 | 19,967 人 | 29.68km2 | 673人/km2 |
46 | 嵐山町 | 17,673 人 | 29.92km2 | 591人/km2 |
47 | 小川町 | 27,035 人 | 60.36km2 | 448人/km2 |
48 | 川島町 | 18,413 人 | 41.63km2 | 442人/km2 |
49 | 吉見町 | 17,278 人 | 38.64km2 | 447人/km2 |
50 | 鳩山町 | 12,958 人 | 25.73km2 | 504人/km2 |
51 | ときがわ町 | 9,956 人 | 55.90km2 | 178人/km2 |
52 | 横瀬町 | 7,518 人 | 49.36km2 | 152人/km2 |
53 | 皆野町 | 8,797 人 | 63.74km2 | 138人/km2 |
54 | 長瀞町 | 6,349 人 | 30.43km2 | 209人/km2 |
55 | 小鹿野町 | 9,867 人 | 171.26km2 | 58人/km2 |
56 | 東秩父村 | 2,417 人 | 37.06km2 | 65人/km2 |
57 | 美里町 | 10,715 人 | 33.41km2 | 321人/km2 |
58 | 神川町 | 12,754 人 | 47.40km2 | 269人/km2 |
59 | 上里町 | 29,960 人 | 29.18km2 | 1,027人/km2 |
60 | 寄居町 | 31,205 人 | 64.25km2 | 486人/km2 |
61 | 宮代町 | 33,651 人 | 15.95km2 | 2,110人/km2 |
62 | 杉戸町 | 43,167 人 | 30.03km2 | 1,437人/km2 |
63 | 松伏町 | 27,350 人 | 16.20km2 | 1,688人/km2 |
計 | 7,326,804 人 | 3,797.75 ㎢ | 1,929人/㎢ |
政治
県政
歴代埼玉県知事︵公選制以降のみ︶
●第42代︵公選制初代︶ 西村実造︵1947年4月12日 - 1949年3月28日、1期・官選制で1期在任︶ ●第43代・第44代︵公選制第2代︶ 大沢雄一︵1949年5月17日 - 1956年5月29日、2期︶ ●第45代 - 第48代︵公選制第3代︶ 栗原浩︵1956年7月16日 - 1972年7月12日、4期︶ ●第49代 - 第53代︵公選制第4代︶ 畑和︵1972年7月13日 - 1992年7月12日、5期︶ ●第54代 - 第56代︵公選制第5代︶ 土屋義彦︵1992年7月13日 - 2003年7月18日、3期︶ ●第57代 - 第60代︵公選制第6代︶ 上田清司︵2003年8月31日 - 2019年8月30日、4期︶ ●第61代︵公選制第7代︶ 大野元裕︵2019年8月31日 - 、2期︶県の主要施設
●埼玉県本庁舎︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県議会議事堂︵さいたま市浦和区︶ ●さいたま地方裁判所︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県知事公館︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県危機管理防災センター︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県浦和合同庁舎︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県公安委員会︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県警察本部︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県警運転免許センター︵鴻巣市︶ ●埼玉県パスポートセンター︵さいたま市大宮区︶ ●埼玉県立図書館 ●埼玉県立熊谷図書館︵熊谷市︶ ●埼玉県立久喜図書館︵久喜市︶ ●埼玉県立文書館︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉スタジアム2002公園︵さいたま市緑区︶ ●さいたまスーパーアリーナ︵さいたま市中央区︶ ●大宮公園︵さいたま市大宮区・見沼区︶ ●埼玉県営大宮公園野球場 ●大宮公園サッカー場︵NACK5スタジアム大宮︶ ●熊谷スポーツ文化公園︵熊谷市︶ ●熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 ●彩の国くまがやドーム ●県営熊谷ラグビー場 ●上尾運動公園︵上尾市︶ ●さいたま水上公園 ●埼玉県立武道館 ●埼玉アイスアリーナ ●川越水上公園︵川越市︶ ●しらこばと水上公園︵越谷市・さいたま市岩槻区︶ ●加須はなさき水上公園︵加須市︶ ●さいたま水族館︵羽生市︶ ●埼玉県こども動物自然公園︵東松山市︶ ●北浦和公園︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県立近代美術館︵さいたま市浦和区︶ ●埼玉県立歴史と民俗の博物館︵さいたま市大宮区︶ ●埼玉県立さきたま史跡の博物館︵行田市︶ ●埼玉県立嵐山史跡の博物館︵比企郡嵐山町︶ ●埼玉県立自然の博物館︵秩父郡長瀞町︶ ●埼玉県立川の博物館︵大里郡寄居町︶ ●さいたま文学館︵桶川市︶ ●埼玉県環境科学国際センター︵加須市︶ ●埼玉県平和資料館︵埼玉ピースミュージアム︶︵東松山市︶ ●造幣さいたま博物館︵さいたま市大宮区︶ ●埼玉会館︵さいたま市浦和区︶ ●彩の国さいたま芸術劇場︵さいたま市中央区︶ ●大宮ソニックシティ︵さいたま市大宮区︶ ●東部地域振興ふれあい拠点施設︵ふれあいキューブ︶︵春日部市︶ ●埼玉県県民活動総合センター︵北足立郡伊奈町︶ ●埼玉県立職業能力開発センター︵さいたま市北区︶ ●埼玉県立がんセンター︵北足立郡伊奈町︶ ●埼玉県立循環器・呼吸器病センター︵熊谷市︶ ●埼玉県衛生研究所︵比企郡吉見町︶ ●埼玉県県民健康センター︵さいたま市浦和区︶ ●大久保浄水場︵さいたま市桜区︶インターネット放送
埼玉県はインターネット放送を通して知事記者会見、県議会中継などを映像配信し県政の広報に務めている[217]。国政
国の機関
※全都道府県に設置されているものを除く。
省庁・裁判所 | 機関 |
---|---|
財務省 |
|
国税庁 | |
警察庁 |
|
総務省 |
|
厚生労働省 | |
農林水産省 |
|
環境省 | |
経済産業省 |
|
国土交通省 | |
法務省 | |
公安調査庁 |
|
防衛省 | |
文部科学省 |
|
人事院 |
|
最高裁判所 |
|
経済・産業
産業
農林水産業
農業産出額は1,528億円で全国21位︵2021年︶[222]。東京まで30 - 100km程度であり消費地までの近さを活かした野菜の生産が盛んで農業産出額の約半分が野菜、次いで畜産、米となっている[223]。ネギ、ホウレンソウ、コマツナなどの新鮮さを活かした葉物野菜の他、サトイモとカブが都道府県別で上位に入る[223]。これらの畑作作物はコマツナとネギを除けば、熊谷市や深谷市などの北部地域か川越市、所沢市、狭山市などの南西部の台地に多い。コマツナはさいたま市や川口市も含む南部全域で、またネギは水田を転換したような土地でも作りやすいことから、有名な深谷市周辺のほかにも越谷市や吉川市などの東部地域が有数の産地となっている。水田は県内各地にあるが、全国的に広く知られたコメの品種は無い。地球温暖化を見越した高温耐性品種の﹁彩のきずな﹂等が開発されている。うどん文化もあり、麦類は北部地域でコメとの二毛作で栽培される。2020年代の作付面積は5000haほどで大半がコムギ、作付面積は1960年代の1/10程度まで落ち込んでいる。伝統野菜としては青ナス、秩父のしゃくし菜、のらぼう菜、川越周辺のサツマイモなどがある。 狭山市、川越市、入間市、所沢市などの南西部の台地ではチャノキの生産が盛んで狭山茶で知られる。花の生産はパンジーが全国1位の他ユリやチューリップも上位に入る。畜産物の出荷額は採卵鶏が多く、乳牛、豚が続く。肉用鶏︵ブロイラー︶は殆ど生産されていない。 林業は県西部の山岳地帯を中心に行われ、主力樹種はスギとヒノキ。12万haの森林面積の8割が私有林である。奥秩父の高山にはモミ属やツガ属の原生林も残り、場所によってはアラカシなどの南方系樹種も混じる。中部から東部北部の平野部は薪炭目的の里山や屋敷林などが発達した。 大小さまざまな河川や用水路が多い平野の内陸県でありウナギ、ナマズ、コイ、フナ、ドジョウ、タニシなどの淡水魚介類を食べる文化がかつては色濃くあった。海産魚介類や各種畜産製品の流通、刺身や寿司などの生食文化の流行、水田や河川の開発と汚染によりだいぶ衰退してきているが、水田地帯や見沼のような湿地帯に近く旧街道沿いだった浦和、越谷、川越、熊谷などにはウナギを中心にコイやドジョウも扱う江戸時代創業という料理店が何軒か残る。養殖は観賞魚を中心に行われ、食用種としてはホンモロコとナマズを中心に行われている。-
茶畑(所沢市)
-
畑と里山(春日部市)
-
奥秩父のモミとツガの原生林(秩父市)
-
用水路と水田は東部を中心によく見られる光景(幸手市)
鉱工業
洋菓子やチョコレート類の生産額は、全国トップクラスで日本有数のスイーツ王国でもある[224]。
サービス産業
2014年(平成26年)の観光客入込数は約1億628万人と推計されており、近年増加傾向にある。目的別で最も多いのは各種行事まつり見学客で、スポーツ客、遊園地客がこれに続く。寺社参詣・文化財・産業観光客数は増加傾向にある。
県内の主要企業
Category:埼玉県の企業を参照。
金融機関
生活
警察
医療・福祉
マスメディア
新聞社
テレビ局
- ※県域放送のテレビ埼玉のほかに、広域放送のNHK放送センター(総合テレビ・Eテレ)と在京キー局5局(日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビ)が県内全域が放送対象地域に、また放送対象地域外のTOKYO MXが県内東部のほとんど[225]、チバテレが県南東部[226]、群馬テレビが県北部[227]で受信エリアのめやすとなっている。
ラジオ局
ケーブルテレビ局
●埼玉県のケーブルテレビ局︵参照︶送信所がある放送局
●NHK平野原放送所 ●NHK菖蒲久喜ラジオ放送所 ●NHK新開ラジオ放送所 その他、アメリカ軍による放送であるAFN Tokyoのラジオ放送の送信所が和光市の理化学研究所和光本所に南接して所在(演奏所は東京都福生市)。広域放送
下記の関東地方の広域放送局の送信所が埼玉県内にある。 ●NHK︵NHKラジオ第1放送、NHKラジオ第2放送︶- NHK菖蒲久喜ラジオ放送所︵演奏所は東京都渋谷区︶ ●TBSラジオ - 戸田市︵本社は東京都港区︶ ●文化放送 - 川口市︵本社は東京都港区︶ また県内各所にNHK放送センターと広域民放5社の地上デジタルテレビジョンの中継局︵児玉・本庄・小鹿野・小川・鬼石・秩父定峰・秩父・秩父栃谷・飯能上赤工・飯能唐竹・飯能原市場・風布・横瀬根古谷の各中継局︶[240]が設置されている。 ※送信チャンネルについては総務省関東総合通信局のウェブサイト︵デジタル中継局開局情報︶を参照。県域放送
- NHKさいたま放送局・テレビ埼玉 - 平野原送信所(NHKさいたま放送局は県域FM放送の送信のみ)
- FM NACK5 - 比企郡ときがわ町の飯盛峠
教育
私立
|
|
その他教育機関
交通
鉄道
バス
道路
ヘリコプター
埼玉県内に民間空港はないが、桶川市にはヘリポートがある。文化
方言
1908年(明治41年)の国語調査委員会報告以来、関東地方において京阪式アクセントに似たアクセントの使用地域(主として旧葛飾郡域にて)として注目を集めたが、退潮が著しく高年層の発話に聞かれるだけになっている。他はほぼ全域にわたって東京式アクセントによる東部方言の西関東方言が用いられる。東京に近い上に県外からの転入者が多いことから共通語の影響が強く、西関東方言も衰退しいわゆる「首都圏方言」が使われているところも多い。
食文化
- 郷土料理
伝統工芸品
経済産業大臣指定伝統的工芸品 ●春日部桐箪笥︵木工品、1979年︶ ●江戸木目込人形︵人形、1978年︶ ●岩槻人形︵人形、2007年︶ 伝統工芸品- 民芸品
- 雛人形(さいたま市岩槻区、鴻巣市、越谷市)
- 和紙(比企郡小川町、秩父郡東秩父村)
- 植木(川口市安行)旧北足立郡安行村
- 絹織物(秩父市)※秩父銘仙
- 鯉のぼり(加須市)
- 鋳物(川口市)
- 瓦(深谷市)
- 行田足袋(行田市)※江戸期から足袋が製造されている。日本国内の8割が行田から出荷されている。
- だるま(越谷市)
- 桐箪笥(春日部市周辺、川越市)
- 桐箱(春日部市、越谷市、南埼玉郡宮代町、さいたま市岩槻区)
- 麦藁帽子(春日部市)※農家の副業で作られている。日本国内で数少ない生産地である。
- 押絵羽子板(春日部市)
- 凧(春日部市西宝珠花←旧北葛飾郡庄和町)
- 盆栽(さいたま市北区盆栽町)
- 竹箒(ふじみ野市←旧入間郡大井町)
- スリッパ(行田市←旧北埼玉郡南河原村)
- 和竿(川口市)
日本一
- 市の数(40市)[244] - さいたま市成立の2001年5月1日以前は43市
- 川幅(荒川) - 2,537 m[245]
- 人口密度の高さ(蕨市・2020年)[246][注釈 11]
- 転入超過率(転入者数 - 転出者数/総人口、2022年)[247]
- 月間平均実労働時間数(男) - 186時間(2022年)[248]
- 年間消費額 - 412万9,107円(さいたま市・2023年)[249]
- 実収入(二人以上の世帯のうち勤労者世帯) - 80万4,800円(1世帯当たり1か月間・2022年)[250]
- 世帯主収入(二人以上の世帯のうち勤労者世帯) - 62万5,300円(1世帯当たり1か月間・2022年)[250]
- トマト消費額(さいたま市・2023年)[249]
- ケーキ消費額(さいたま市・2023年)[249]
- 菓子類消費額 - 11万5,215円(さいたま市・2023年)[249]
- 被服および履物消費額 - 17万892円(さいたま市・2023年)[249]
- 理美容用品 - 7万5,464円(さいたま市・2023年)[249]
- 教育費割合(対消費支出・二人以上の世帯) - 8.6%(2022年)[251]
- 道路実延長(総面積1 km2当たり) - 12.45 km(2021年)[252]
- 節句人形・雛人形の出荷額 (2021年[253]、主な生産地:さいたま市岩槻区、鴻巣市、越谷市)
- 円墳の大きさ - 行田市の丸墓山古墳[254]
- 鯉のぼりの生産量(主な生産地:加須市[255])
- アイスクリーム出荷額(2021年[253]、主な生産地:深谷市)
- パスタの消費量 - 4,217g(さいたま市・2021年~2023年平均[256])
- 里芋の収穫量・出荷量(2022年)[253]
- 足袋の生産量(主な生産地:行田市[257])
- 中華麺出荷額(2021年[253])
- 医薬品製剤出荷額(2019年)[245]
- 化粧水出荷額(2019年)[245]
- 国内最大規模のショッピングセンター - 越谷市のイオンレイクタウン[258]
- 世界最大級の放水路施設 - 春日部市の首都圏外郭放水路[245]
- 自主防犯活動グループの団体数 - 6,035団体(2021年12月)[245]
- ケヤキ並木の長さ(約17km。国道463号の北浦和駅入口交差点(さいたま市浦和区)から西新井町交差点(所沢市))[注釈 12][259]
スポーツ
- サッカー
- Jリーグ ※いずれもさいたま市を本拠地とする。
- WEリーグ
- 三菱重工浦和レッズレディース(さいたま市)
- 大宮アルディージャVENTUS(さいたま市)
- ちふれASエルフェン埼玉(狭山市)
- 野球
- プロ野球
- 1軍および2軍
- 埼玉西武ライオンズ(所沢市)
- 2軍
- 東京ヤクルトスワローズ(戸田市)
- 千葉ロッテマリーンズ(さいたま市)
- ベースボール・チャレンジ・リーグ
- 埼玉武蔵ヒートベアーズ(熊谷市)
- 1軍および2軍
- 社会人野球
- ラグビー
- JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(リーグワン・ディビジョン1)
- 埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉県全域をホストエリアとしているが、熊谷市を中心活動地域としている。なお、セカンダリーホストエリアは群馬県太田市である)
- ジャパンラグビートップリーグ(トップイースト-A)
- セコムラガッツ(狭山市)
- 女子7人制ラグビー
- アルカス熊谷(熊谷市)
- バレーボール
- Vリーグ(V2リーグ・男子)
- 埼玉アザレア(川越市)
- Vリーグ(V1リーグ・女子)
- 埼玉上尾メディックス(上尾市)
- バスケットボール
- ハンドボール
- 日本ハンドボールリーグ・男子1部
- 大崎オーソル(入間郡三芳町)
- 卓球
- ロードレース
- 相撲部屋
- ボクシングジム
- 小熊ボクシングジム(川越市)
- 熊谷コサカボクシングジム(熊谷市)
- 鴻巣茂野ボクシングジム(鴻巣市)
- 五代ボクシングスポーツジム(所沢市)
- 新日本大宮ジム(さいたま市)
- スパイダー根本ボクシングジム(川口市)
- 草加有沢ボクシングジム(草加市)
- 多寿満ジム(狭山市)
- タムラジム(坂戸市)
- DANGAN越谷ボクシングジム(越谷市)
- 本庄ジム(本庄市)
- 本望ボクシングジム(さいたま市)
- ラウンドボクシングスクール(さいたま市)
- REBOOT.IBAジム(ふじみ野市)
- プロレス団体
- アイスリボン(蕨市)
公営競技
国内で埼玉県と福岡県のみ公営競技4種である競馬(地方競馬)、競輪、競艇(ボートレース)、オートレースの全ての競技場が揃う。
観光・史跡
- 重要伝統的建造物群保存地区
- 川越(川越市)
- その他
- 長瀞渓谷
- 吉見百穴
- 鉄道博物館(さいたま市大宮区)
- ところざわサクラタウン(所沢市)
- 角川武蔵野ミュージアム(所沢市)
- ベルーナドーム(所沢市)
対外関係
埼玉県は以下の地域と友好関係にある[88]。国・名称 | 年 |
---|---|
メキシコ・メヒコ州 | 1979 |
中華人民共和国・山西省 | 1982 |
オーストラリア・クイーンズランド州 | 1984 |
アメリカ・オハイオ州 | 1990 |
ドイツ・ブランデンブルク州 | 1998 |
人物
埼玉県民栄誉章︵さきたまグランプリ︶
受賞者・団体の一覧。ほか県の表彰に彩の国功労賞や渋沢栄一賞、本多静六賞、埼玉県荻野吟子賞︵旧称は﹁さいたま輝き荻野吟子賞﹂︶、塙保己一賞がある。 ●1986年︵昭和61年︶11月14日 - 西武ライオンズ︵プロ野球日本シリーズ優勝、所沢市が本拠地。︶ ●1987年︵昭和62年︶11月14日 - 高田誠︵浦和画家、日本芸術院会員、浦和市︵現さいたま市︶出身︶ ●1988年︵昭和63年︶7月5日 - 田部井淳子︵エベレストに女性として世界初登頂、川越市居住︶ ●1991年︵平成3年︶1月29日 - ホンダF1プロジェクトチーム︵F1グランプリレース5年連続製造部門チャンピオン、和光市の本田技術研究所︶ ●1992年︵平成4年︶3月7日 - 井上純一︵アルベールビルオリンピック銅メダル、秩父市出身︶ ●1992年︵平成4年︶8月19日 - 木場良平︵バルセロナオリンピック銅メダル、朝霞市の自衛隊体育学校︶ ●1992年︵平成4年︶8月19日 - 溝口紀子︵バルセロナオリンピック銀メダル、埼玉大学出身︶ ●1995年︵平成7年︶11月14日 - 丸木位里、丸木俊夫妻︵原爆の図丸木美術館を設立、浦和市・東松山市に居住︶ ●1996年︵平成8年︶2月23日 - 若田光一︵エンデバー搭乗、大宮市︵現さいたま市︶出身、埼玉県立浦和高等学校出身︶ ●1996年︵平成8年︶11月14日 - 南浩一︵アトランタパラリンピック銅メダル、所沢市居住︶ ●1996年︵平成8年︶11月14日 - 牛窪多喜男︵アトランタパラリンピック金メダル、川越市居住︶ ●2003年︵平成15年︶4月22日 - 宮崎駿︵﹁千と千尋の神隠し﹂でアカデミー長編アニメ映画賞受賞、所沢市在住︶ ●2007年︵平成19年︶12月6日 - 浦和レッズ︵AFCチャンピオンズリーグ2007優勝、さいたま市が本拠地︶ ●2009年︵平成21年︶3月20日 - 本木雅弘︵主演した﹁おくりびと﹂がアカデミー外国語映画賞受賞、桶川市出身、浦和学院高等学校出身︶ ●2009年︵平成21年︶10月18日 - 蜷川幸雄︵演出家、川口市出身︶ ●2015年︵平成27年︶9月8日 - 佐々木則夫︵サッカー日本女子代表監督として2011年FIFA女子W杯ドイツ大会優勝、川口市・さいたま市に居住︶ ●2016年︵平成28年︶1月12日 - 梶田隆章︵ノーベル物理学賞受賞者、東松山市出身、埼玉県立川越高等学校出身、埼玉大学出身︶ ●2016年︵平成28年︶2月18日 - 大村智︵ノーベル生理学・医学賞受賞者、一時浦和区居住︶埼玉県を舞台とした作品
脚注
注釈
- ^ 草加市(24.8万人)、春日部市(22.9万人)、上尾市(22.7万人)
- ^ 熊谷市、新座市、久喜市、狭山市、入間市、三郷市、朝霞市、戸田市、深谷市、鴻巣市、ふじみ野市、富士見市、加須市、坂戸市
- ^ 武蔵国北多摩郡が神奈川県だった1872 - 1893年においては同県にも隣接していた。
- ^ 郡司は有力地方豪族の終身制であったので、郡衙で一番重要な正倉に放火し郡司を失脚を狙う手段で、東国では8世紀後半から9世紀に集中して発生している。
- ^ 一部は相鉄・JR直通線・相鉄新横浜線経由で相鉄本線に乗り入れ。
- ^ 東武動物公園駅以南の愛称は「東武スカイツリーライン」。
- ^ 更にその先の東急田園都市線に乗り入れ。
- ^ 更にその先の東急目黒線・東急新横浜線・相鉄新横浜線経由相鉄本線に乗り入れ。
- ^ 更にその先の東急東横線経由横浜高速鉄道みなとみらい線に乗り入れ。なお、東武東上本線は東急新横浜線・相鉄新横浜線経由相鉄いずみ野線にも乗り入れ。
- ^ 有楽町線と副都心線の始発で終点の駅で東武東上線との直通の境目となる和光市駅があるが、和光市駅は東武鉄道の管轄駅のため埼玉県内に東京メトロの管轄する駅は存在しない。
- ^ 東京都特別区を除く
- ^ 「日本一のけやき並木」と題した解説板が北浦和駅入口交差点付近、下大久保交差点(さいたま市桜区)付近、及び熊野神社東交差点(所沢市)付近に設置されている。
出典
参考文献
- 谷川彰英『埼玉 地名の由来を歩く』(初版)KKベストセラーズ、2017年8月10日。ISBN 978-4-584-12561-8。
関連項目
- 埼玉県の自然景勝地
- 埼玉県出身の人物一覧
- 埼玉県高等学校一覧
- 埼玉県中学校一覧
- 埼玉県小学校一覧
- 埼玉県幼稚園一覧
- 埼玉県保育所一覧
- 埼玉県指定文化財一覧
- 彩の国
- 埼玉都民
- 日本の地理 - 日本の地域
外部リンク
- 埼玉県に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ
- 公式ウェブサイト
- ちょこたび埼玉 - 埼玉県公式観光サイト
- 埼玉県のひみつ - 埼玉県県民生活部
先代 忍県・岩槻県・浦和県 千葉県の一部(下総国江戸川以西) 熊谷県の一部(武蔵国) |
行政区の変遷 1871年 - |
次代 ----- |