庭をつくる人 室生犀星

 今日は、室生犀星の「庭をつくる人」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 室生犀星が、庭のことについて語っているのですが、今では社寺の庭園でしか見られないような、庭の池や小川のことを語っていて、すてきな随筆でした。室生犀星はこう記します。
quomark03 - 庭をつくる人 室生犀星
  燈籠が木と木との隙から木の葉の蒼みより最もっと深い蒼みで、すれすれに姿をかくしているのは清幽限り無きものである。quomark end - 庭をつくる人 室生犀星
 

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晶子詩篇全集拾遺(5)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(5)を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 与謝野晶子の詩と、とくに歌は、現代語からはかけ離れているところがあって、古典辞書や現代の文学書を参考にしないと読めないことが、けっこうあります。今回の詩は、源氏物語や古典やあるいはむつかしい文学について、どうもちゃんと意味が理解できないことがある自分には、面白い内容に思えました。与謝野晶子はこう記します。
quomark03 - 晶子詩篇全集拾遺(5)
 あさはかにものいふ君よ、
 うまびとは耳もて聴かず、
 いとふかき心に聴きぬ。quomark end - 晶子詩篇全集拾遺(5)
 

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火繩銃 江戸川乱歩

 今日は、江戸川乱歩の「火繩銃」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくはむかし真本格推理小説というのにハマっていて、今回の江戸川乱歩の小説は、ややそれの原形みたいなところがあるように思いました。本格推理には、世間から隔離された館や、鍵のかかった密室というのがよく登場すると思うんですけど、今回の「火縄銃」はまさにそういう設定でした。本文こうです。
quomark03 - 火繩銃 江戸川乱歩
  日頃探偵狂の橘が、こんな事件にぶッつかって安閑あんかんとしている筈がない。永い間姿を隠していたのは、その間に何か真相をあば手掛てがかりつかんだのか、あるいは証拠がための為めに奔走ほんそうしていたに違いないと思った……quomark end - 火繩銃 江戸川乱歩
 
 中盤で、探偵役のたちばなが急に意外なことを言って、そこから先がおもしろかったです。「あの部屋のテーブルの上に、風変りな花瓶があっただろう。あれがつまり証拠さ」という謎めいた言葉が、終盤の1ページの驚きの真相に、繋がっていました……。ちょっとネタバレぎみですみません。
 

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晶子詩篇全集拾遺(4)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(4)を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 つみ人、という詩の言葉が印象に残りました。美しい詩でした。
 

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鈍走記 竹内浩三

 今日は、竹内浩三の「鈍走記」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくは今回、はじめて竹内浩三という名前を知りました。この人は敗戦の寸前まで生きた詩人で、戦前と戦中だけを生きた……日大で映画を学んでいた青年だそうです。
 遁走とんそうというと逃げ出すことを意味するのですけれど、この詩の題名は、鈍走です。のろく走る……。この短い詩だけを読むと、なんだかユーモラスな作品のように思えました。他の詩はどんななのでしょうか。この詩の言葉が印象に残りました。
quomark03 - 鈍走記 竹内浩三
  おれは、人間という宿命みたいなものをかついで鈍走する。すでに、スタアトはきられた。quomark end - 鈍走記 竹内浩三
 

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