晶子詩篇全集拾遺(17)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(17)を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回は、花の詩が印象的でした。百合にどのように薄紅がさすのだろうと思って、ちょっと薄紅の百合を調べてみたのですが、もしかするとササユリなのかもしれない、と思いました。これは東京には咲かないのですが、関西や信州の野山によくある花なのだそうです。
 

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夏目漱石 吾輩は猫である

 今日は、夏目漱石の「吾輩は猫である」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今日2020年2月22日はネコの日らしいので、猫の小説を紹介してみます。ぼくはこの長編小説を10回にわけて10日間くらいでいちおう読み終えたのですが、これは漱石の処女作で、かなり冗長な場面がくり返されるため、読み終えるのがむつかしい本だと思いました。
 はじめて漱石作品を読むときは「吾輩は猫である」は当時発表されたのと同じ方法で、短編小説として1章のみだけを読むというのもお勧めします。ストーリーは特にない小説なので、1章と9章を読めば、かなりこの小説の魅力は堪能できる、ような気もします。これは漱石がいちばんはじめに、かなり長い期間を通して記した長編小説で、漱石の前期と中期の創作にかんして年表を作ってみたんですが、こうなっています。
夏目漱石の前期代表作
 「吾輩は猫である」には、漱石ののちの作品の萌芽といえるような魅力的なシーンが多数あって、漱石作品の「三四郎」や「それから」が好きな人は全文読んでみると、いろんな発見があると思います。芸術論や文化論などの会話がさまざまに記されていて、どこかを抜粋して読んでもおもしろいんです。
 猫には垣根が無い、家の内と外の区別を持たない。そこから人々の考え方に耳をすまして透視して見てゆくのが、こんかいの主人公なんです。
 

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イワンの馬鹿 トルストイ

 今日は、トルストイの「イワンの馬鹿」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 この物語に登場するイワンはたしかに馬鹿なんですけど、だれもかれも、全員なんだか間が抜けてるんです。イワンに災いをもたらしにきた悪魔もどこかこっけいです。話し自体がこっけいなんです。本文こうです。
quomark03 - イワンの馬鹿 トルストイ
  ところが、それを年よった悪魔が見ていました。悪魔は、兄弟たちが財産の分け方でけんかをするだろうと思っていたのに、べつにいさかいもなく、仲良く別れて行ったので大へん腹を立てて、早速三人の小悪魔しょうあくまを呼び集めました。そして言いました。quomark end - イワンの馬鹿 トルストイ
 
 ヨブ記のヨブに災いをもたらす魔王は、まさしく悪魔の所行をするわけですけど、このトルストイに登場する小悪魔は、単に面白いことをするんです。苦しめられるはずの三兄弟はみんな王さまになってしまいますし。トルストイというと真面目で堅い文学を作った人だという印象があったんですけど(ぼくは「光あるうち光の中を歩め」をいまだに読み終えられていないです)……この童話は名作であるというだけではなくて、シンプルに笑えるシーンがいくつもあって、楽しいように思いました。
 

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晶子詩篇全集拾遺(16)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(16)を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 パリを旅行中の与謝野寛(鉄幹)のことを描いた詩がいくつかあって、読んでいておもしろかったです。
 「白金プラチナ色の月」とか「輝紅ピンクの濡れ色」とか「青玉色エメラルドの長い裾」というように、色彩の記述が印象的でした。今こういうサイトがあって、日本や西洋にはどういう名前の色があるのかを調べられるようになってるんです。
 

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きれいなきれいな町 小川未明

 今日は、小川未明の「きれいなきれいな町」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 小川未明と言えば、「赤い蝋燭と人魚」「電信柱と妙な男」など暗いテーマを描いてゆく童話がいくつかあって大人も読めるように思うのですが、今回のは純粋に児童だけのために記された童話になっています。小川未明は、昔話をこのように子どもたちに読んでもらいたかったのか、と思うようなシーンもありました。
 えっ? というような不思議な展開が印象に残りました。あとさいごの数行がちょっと面白い終わり方をしていて、これはもしかしたらつづきは読者の想像に委ねるようにこう、設定された童話なのかも、と思いました。
 

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