論語物語(15) 下村湖人

 今日は、下村湖人の「論語物語」その15を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 詩とはどういうものかを、孔子が論じているのがおもしろく「人間に人生を見る眼を与えてくれる。人と共に生きるこころを養ってくれる」これが詩だというんです。さらに「また怨み心を美しく表現する技術さえ教えてくれる」とも孔子は言います。
 それから学問にかんして「聞きたがる心というものは、その人の軽薄さを示すだけで、別に大した効能はない」と述べていて、これもなんだかずいぶん高度なことを言うなあと思いました。ふつう、ちゃんと調べるとか聞く耳を持つというのは重大なことだと思うんですけれども、そういえば本物の哲学者は、検索をして答えを調べるということさえせず、時間をかけて考える、らしいです。ぼくは検索をし続けるのが好きなんですけど。
 

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