真昼のお化け 小川未明

 今日は、小川未明の「真昼のお化け」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは小学校の低学年向けの童話です。思ったことと伝えたことを、一致させたいのに一致しないということに困った、という子供のころの記憶がよみがえる児童小説でした。小川未明はこういうことを子どもたちに述べているんです。
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  自分じぶんにだけしんじられて、ひとには、どうしてもわからない、不思議ふしぎなことがあるものだということを、かれは、しみじみとかんじたのでありました。quomark end - 真昼のお化け 小川未明
 
 大人になったら不思議なことが減るんですけど、哲学書を読んだりするとそこにワンダーがあるわけで……。wikipediaを読むだけでもいろいろ哲学問題が書かれていてそういう本を読みたくなるんですけど、ぼくがいちばん不思議を感じておもしろかった哲学書はリンク先のこの本なんです。クリプキの本ほんとおもしろいんです。
 

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金持ちと鶏 小川未明

 今日は、小川未明の「金持ちと鶏」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 この童話は、典型的な事態を描いていて分かりやすい話しなんですけれども、読み終えてから考えてみると、なんだかむつかしいことを書いているように思いました。現代ではお金持ちよりも、時間がありあまっている人に、作中にあるようなまずいことが起きてしまいがちなように思います。エスカレーションするものごとというのは現代にも現実にもよく起きていることで……。なんだか老子の「足るを知る者は富む」を連想しました。wikipediaにちょっと老子の現代語訳が載っていました。こんど老子の本も再読してみたいと思います。
 

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バキチの仕事 宮沢賢治

 今日は、宮沢賢治の「バキチの仕事」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくはこれを、ちゃんと読んだのははじめてです。これじつは、短編小説なんですけれども、未完作品なんです。それでもずいぶん楽しめました。もしかすると、トルストイが書き起こした『おおきなかぶ』くらい、りっぱな仕事を、このあとバキチがやるのかもしれない、と思いました。
 

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月夜と眼鏡 小川未明

 今日は、小川未明の「月夜と眼鏡」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは子どものための童話ですけれど、大人でも楽しめる短編小説なんです。カズオイシグロの文学に登場する、記憶や世界認識に独自性をもつ人物像がぼくにはとても新鮮に感じられたのですが、今回の小川未明の描くおばあさんは、カズオイシグロが書こうとする人間と共通しているところがある……と思いました。小川未明の世界はもっと童話らしくて神秘的なんです。
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 花園には、いろいろの花が、いまを盛りと咲いていました。昼間は、そこに、ちょうや、みつばちが集まっていて、にぎやかでありましたけれど、いまは、葉蔭で楽しい夢を見ながら休んでいるとみえて、まったく静かでした。quomark end - 月夜と眼鏡 小川未明
 

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子どものすきな神さま 新美南吉

 今日は、新美南吉の「子どものすきな神さま」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 幼い頃によくイメージしてきたはずの「神さま」というのが、大人になると消え去ってしまって、むかしイメージしていたものがあとかたもなくどこかに消失してしまったように思っていたのですが、童話の世界にはちゃんと、子どもがとらえた世界が残っているように思いました。
 

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きれいなきれいな町 小川未明

 今日は、小川未明の「きれいなきれいな町」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 小川未明と言えば、「赤い蝋燭と人魚」「電信柱と妙な男」など暗いテーマを描いてゆく童話がいくつかあって大人も読めるように思うのですが、今回のは純粋に児童だけのために記された童話になっています。小川未明は、昔話をこのように子どもたちに読んでもらいたかったのか、と思うようなシーンもありました。
 えっ? というような不思議な展開が印象に残りました。あとさいごの数行がちょっと面白い終わり方をしていて、これはもしかしたらつづきは読者の想像に委ねるようにこう、設定された童話なのかも、と思いました。
 

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