ねじくり博士 幸田露伴

 今日は、幸田露伴の「ねじくり博士」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
  哲学的な学者が、奇妙なことを語りつづけるという不思議な話で……博士は幼いころに、ある大発見をしたというんです。道はまっすぐなほうが使いやすいのに、どうしてねじれたクネクネの道があるのか、その謎に、博士は幼いころに挑戦したというんです。
 博士によると、天地はみんな「ねじれてる」と言うんです。宇宙全体が「ねじねじ」なんだそうです。天地は螺旋らせんでできている、犬のしっぽも、頭の毛も、たいてい螺旋でできている……。
希臘ギリシャの哲学者はまず哲学を学ぶ前に数学をやれと弟子達に教た」とか「矢は螺線になッて飛ぶから真直に行くのだよ」とか「地球も自転しながら進むのだからつまり空間に螺旋している」という発言がなんだかほんとの発言っぽいんです。
 世界にある、いろんな螺旋について語りつづけるのが、妙に過剰で文体がみごとでした。
 幸田露伴の書く博士は、輪廻転生や、自然界のカオス理論についてさまざまに語りつづけます。
 

0000 - ねじくり博士 幸田露伴

装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
追記   「螺旋らせんの法則」と「法螺ほら貝」をかけた、ちょっとした落語的なオチもありました。