スポールティフな娼婦 吉行エイスケ

 今日は、吉行エイスケの「スポールティフな娼婦」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは1930年(昭和5年)の作品なんですけれども、日本に入ってきたアメリカ文化のことを書いています。ぼくはむかし、アメリカ文化が日本に入ってきたのは、1945年の敗戦後すぐの頃からだと思いこんでいたんです。じつは1930年代にはもう、ディズニー映画とかベティ・ブープといったイラストなど、アメリカ大衆文化が日本にかなり浸透していたのでした。この本が書かれた十年後には、あらゆる批判は封殺され、さらには日本国内の殺人事件まで報道禁止になってゆくんです。自由が失われる前に、騒げるだけ騒いでおこう、というような時代の気配を感じました。女たちの快活な様相がおもしろく、ロシアとアメリカと中国の文化が入り混じった、日本の近代都市が印象に残りました。

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