今日は、中島敦の「プウルの傍で」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
植民地時代の少年たちの物語が描きだされています。自分で自分の学校の成績を意図的に下げて、禁じられた遊びに夢中になるあたりの描写がおもしろかったです。
ふつうそういうときに、攻撃的な傾向を帯びがちなんだと思うんですが、道を外れるほど詩的になるのが、さすが中島敦だと思いました……。暴虐の代わりに音楽をやるとか、暴動ではなくサップを楽しむという文化がかっこ良いと思うんですけど、中島敦はそこに詩を置いているのだと思いました。
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