夕靄の中 山本周五郎

 今日は、山本周五郎の「夕靄の中」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 山本周五郎の時代劇はぼくはほとんど知らないままなのですが、読んでみるとやはりすごいものでした。いかにも暗いことの起きそうなところに、光を差し込んでいるのが驚きをもたらしていて、多くの人々を魅了してきたのも頷けると思いました。人情と非人情の均衡、この配分がみごとに思いました。
 ほんの僅かの時間しか関わりを持たなかった人が、偶然にも人生の重大な転換に、影響を及ぼす……それも偶然の事故が多い世の中であるのにもかかわらず、その逆に、幸運にもものごとが上手く展開する。禍を転じて福となすというのか、諍い果てての契りとでもいうのか。
 序盤と終盤に現れてくる夕靄のイメージが印象深かったです。日本をこのように美しく描くのか、と思いました。
    

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