蠱惑 豊島与志雄

 今日は、豊島与志雄の「蠱惑」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 レミゼラブルを翻訳したことで有名な、豊島与志雄の文体がぼくは好きなんですけれども、昼夜逆転したような生活のことを、氏はこう記します。
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 私はその頃昼と夜の別々の心に生きていた。昼の私の生命は夜の方へ流れ込んでしまった。quomark end - 蠱惑 豊島与志雄
 
 「私」は謎のおとこを喫茶店で発見した。その男は、自分とほとんど同じような行動をしている。来る日も来る日も、「私」とまったく同じ店で、同じことをしている。ドッペルゲンガーというか自己像幻視のようなもの、それから近親憎悪の感覚を豊島与志雄が描きだしていました。なんだかドストエフスキーの「地下室の手記」と梶井基次郎の「檸檬」が入り混じったような、奇妙な話でした。
 

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