今日は、泉鏡花の「海の使者」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
自然界の描写が精妙で美しいんですけれども、物語の途中で、陸にすむ沙魚というのがどうも居るらしい、という話になります。池のくらげも、泉鏡花が描くとまるで奇態な神話の生きもののように記されていて……幻想的な物語でした。本文こうです。
この動物は、風の腥い夜に、空を飛んで人を襲うと聞いた……暴風雨の沖には、海坊主にも化るであろう。 (略) 海月はひたひたと詰め寄せた。
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追記
ちょっと調べてみると、池にクラゲっているんですね。知らなかったです。幽霊の正体見たり枯れ尾花というかんじで、本作の水母の正体はどうも月影だったのでしょうか?