渡り鳥 太宰治

 今日は、太宰治の「渡り鳥」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは太宰治そっくりな作家が、あまり見覚えの無い青年と一緒に横丁の飲み屋で気持ちよさそうにくだを巻くという、短編小説なんですが、太宰治の二枚舌の軽妙さに痺れる作品に思いました。作中で思ってることの記載と、喋っている箇所とが、なんだかまったく違って二面性があるんです。「趣味というものは、むずかしいものでしてね。千の嫌悪から一つの趣味が生れるんです。趣味の無いやつには、だから嫌悪も無いんです。」……という一文が妙に記憶に残りました。
   

0000 - 渡り鳥 太宰治

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