牛を調弄ふ男 原民喜

 今日は、原民喜の「牛を調弄ふ男」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 原民喜というと「夏の花」がもっとも有名な作品だとおもうのですが、今回の「牛を調弄ふ男」というのはなんだか妙な掌編小説で、若い女の子をからかったかと思ったら、こんどは大きな牛をからかおうとする。読み終えてから……いったいいつ書いた作品だろうと、ちょっと調べてみると、1935年の小品集『焔』に収録されていたものだとわかりました。1939年から原民喜の文学はその質が変化しています。詳しくはwikipediaを読んでみてください。この短編は、だれも注目していない作品なんですけれども、読んでみると、原民喜の危機への意識が垣間見られる、のちに原爆小景を発表しガリバー旅行記の翻訳をする、偉大な作家の、若書きのころのちょっとした小品だ、という感じがします。不思議な短編です。
 

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