秋は淋しい 素木しづ

 今日は、素木しづの「秋は淋しい」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 初夏の青々としたもみじの美しさはそうとうのものでお勧めだ、という話を聞いたことがあるのですが、今作では、秋に見る老いた桜の木のことを描いています。
 近代文学に描かれるさみしさというのは、ちょっと現代人はめったにまのあたりにできないものに思うんです。飽食の時代では無い……。身体に栄養がゆきわたっていない人々の生きている世界が淡淡と記されています。病のために身体も痩せ衰えてゆく。素木しづは朝子の体躯を「美しくない」と記すのですけれども、ぼくはこの朝子に関する描写はエゴン・シーレの絵画のように美しいものに思いました。
 

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