地球を狙う者 海野十三

 今日は、海野十三の「地球を狙う者」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは……小中学生くらいが対象年齢のSF小説だと思います。
 中盤から、火星の異変についての問題と、これを研究する老博士の異変の問題が、2つ同時に進行してゆきます。
 ぼくは海野十三の「敗戦日記」がすごい本だと思っていて、後半で原爆に関する、投下当時の考察と、広島に移住する家族のことが記されているんです。今回の子ども向けSF小説では、帝国主義の影響が色濃いんです。ガンジーの「日本の全ての方々へ」と同時に2冊読むと、興味深いものであるように思いました。「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ」というニーチェの警句を思いだしました。
 
 

0000 - 地球を狙う者 海野十三

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(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
追記  序文というか最初のアオリ文が奇妙で、ここまでウソとはっきり分かるモノは、かえって落ちついて読めるもんなのでは、と思いました。近代小説はそもそも現代から遠い世界のことを書いているので、刺激が少なく、落ちついて読めると思うんですけど、この本はとくにそうだな、と思います。