春の真昼 小川未明

 今日は、小川未明の「春の真昼」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 日本の近代に於ける四季の描写は、他国に例を見ないほど重大視されていて、俳句はほぼ季語を入れることになっていますし、季節を考える比率がとても高いです。小川未明の本作は春とミミズの童話で、ミミズが良い歌声で歌うという現実にはありえないことで……ミミズの鳴き声がきれいだという話なんです。調べてみると、むかしの人はミミズが鳴くと信じていた。どうしてそう思ったかというと、ミミズが居るところにたいていケラがいて、ケラは土の中でうつくしく鳴く。それでついうっかりおおくの人が勘違いをして、その音色をミミズの声なんだと思ってしまった。
 童話は、ありえないものにありえない能力を付与するのがおもしろい、太陽や北風にはなしをさせるのがおもしろいんだ、と思いながら読みました。
 

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