月夜と眼鏡 小川未明

 今日は、小川未明の「月夜と眼鏡」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは子どものための童話ですけれど、大人でも楽しめる短編小説なんです。カズオイシグロの文学に登場する、記憶や世界認識に独自性をもつ人物像がぼくにはとても新鮮に感じられたのですが、今回の小川未明の描くおばあさんは、カズオイシグロが書こうとする人間と共通しているところがある……と思いました。小川未明の世界はもっと童話らしくて神秘的なんです。
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 花園には、いろいろの花が、いまを盛りと咲いていました。昼間は、そこに、ちょうや、みつばちが集まっていて、にぎやかでありましたけれど、いまは、葉蔭で楽しい夢を見ながら休んでいるとみえて、まったく静かでした。quomark end - 月夜と眼鏡 小川未明
 

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