今日は、小川未明の「牛女」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
山と母が、印象的に描きだされる、美しい童話でした。
子供は、母親が恋しくなると、村はずれに立って、かなたの山を見ました。すると、天気のいい晴れた日には、いつでも母親の黒い姿をありありと見ることができたのです。ちょうど母親は、黙って、じっとこちらを見つめて、我が子の身の上を見守っているように思われたのでありました。
装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約3秒)
菅原道真を祀る、ということでもそうだと思うのですが、日本では、よき人であるのに不憫な事態に陥ってしまったことについて、空想を交えながらくりかえし丁寧に描くことがあるんだと思いました。