赤い蝋燭と人魚 小川未明

 今日は、小川未明の「赤い蝋燭と人魚」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回から童話を何作か読んでゆきたいと思います。これは小川未明の代表作で、西洋の人魚姫から着想を得て書いたのかと思ったのですが、読んでみると、日本の伝統的な「野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり」といったような竹取物語とよく似ている物語のはじまりかたで、日本昔話に出てくるような不気味な展開もあって、自然界と近代文明の相剋も描かれていて、公害を描いた文学と、どこか通底しているところがあるように思いました。作中に書きあらわされた「悲しい」という言葉が印象に残りました。
 

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