今日は、片山廣子の「ミケル祭の聖者」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
コレはずいぶん不可思議な散文なんです。誤記もあります。『九月二十八日はミケルマス』と書いていますが。これは9月29日のミカエル祭のことを書きたかったようです。作中に書かれたフィオナ・マクレオドというのはウィリアム・シャープのことです。
こんかい片山廣子は、天使長ミカエルと、フィオナ・マクラウドの記した海の聖マイケルについて、記しています。wikipediaの「ユダヤ教におけるミカエル」の頁に、片山廣子の述べていることと関連性のある、ミカエルと竜についての記述がありました。伝聞の伝聞とか、編集の編集とか、コピーのコピーはどうも奇妙なことになる……と思いました。片山廣子の読んでいたフィオナ・マクラウド、この人の本は現代でも出版されていて、これは来年読んでみたいなあと思いました。
ミカエル祭に関する正しい記述はこちらを参考にしてみてください。
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