人生案内 坂口安吾

 今日は、坂口安吾の「人生案内」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 坂口安吾は人生案内の名手だと思うんですけど、今回のはエッセーではなく小説です。新聞の人生案内の「熱狂的な愛読者となった」虎二郎という男を書くところからはなしが始まるんです。人生案内のページが好きすぎて、この投書に夢中になって、嘘の相談をいろいろやっているうちに、家業の蕎麦屋がおろそかになって立ちゆかなくなった。七転八倒があってじっさいに人生相談をしたくなるような苦境に至ったら、投書で解決できるようなもんでも無い。お竹の主人公への批判が、どうも筋が通っているように思える。
 なんだかトルストイの『人生論』における粉ひき男が水車と水源の謎に魅了されて山奥に消えるはなしがありますけれど、安吾の語る虎二郎のはなしは、これをみごとな落語にしたような魅力がありました。

 

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