今日は、片山廣子の「入浴」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
戦争中と戦後すぐの、銭湯について記しているんですけれども、今のコロナ時代に読むとなんだか意図と違うところで感心するところがありました。戦争の時代は風呂に入ることもままならなかったし、衛生環境の悪化で病死した人はとても多かったのだろうと思いました。それが、戦争が終わって自由になったら、意外と思ってもみなかった奇妙な不都合が起きる。それはごく些細なことなんですけど、一人一人の考え方に変化が起きている。ずいぶん微細な変化を記すものだ……と思いました。
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