北国の春 中谷宇吉郎

 今日は、中谷宇吉郎の「北国の春」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくはつい何年かまえに中谷宇吉郎のことをはじめて知ったのですけど、北海道とアメリカの文化に詳しい科学者で、これはウィネツカで書かれた作品です。考えてみれば、北海道の歴史とアメリカの歴史は似ています。北海道の農法がとくに米国型でダイナミックで、日本の食の中心になっています。
 これ不思議な随筆なんですよ。今はもう、アメリカも日本も田舎も都会もみんな均一化されてしまって、特徴が掴みにくい時代になったと思うんですけど、百年前のアメリカの印象とかが工業製品みたいに食糧を扱う国として例示されていて、中谷氏の考察が今の時代になんだかおもしろく映るように思いました。
 それからアイヌ民族の研究をしたジョン・バチェラーのことを書いていて興味を持ちました。いつか関連書籍を読んでみたいです。戦後すぐの日本の変化は、北海道の近現代史を調べてみると、よく見えてくるように思いました。
 イグルーの話しとか、食糧生産計画とか、北国を中心にして壮大な随筆なんです。ネイティブアメリカンは、大戦後すぐと今とで、どのような暮らしの変化があったのだろうかとか……本文とは関係の無い話しもいろいろ気になってくるエッセーでした。
 

0000 - 北国の春 中谷宇吉郎

装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)