今日は、坂口安吾の「反スタイルの記」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
坂口安吾というと、堕落論や大酒についての記述が印象深いのですが、今回はヒロポンのことを書いた随筆です。wikipediaの記述と同時に読んでみると、なんだか興味深かったです。
坂口安吾は戦争に動員されずに文士として生き残った希有な作家だと思うんですけど、戦時中の危険な精神状態と薬物依存のことや、織田作之助のことについて書いていました。坂口安吾の文体がたまにとてつもなく乱れることがあるのは、どうも深酒をして書いているから、であるようです。(ぼくは安吾のムチャクチャな文章を読んだときに、安吾は随筆が上手くて、小説がヘタなんだと思い込んだんですけど、どうもそうじゃなくって深酒が原因だったようです)
戦後すぐの日本の共産党員のファッションについて氏の友人がこう語っていたそうです。
共産党はみんなオシャレだよ。とても、身だしなみがいゝんだ
1947年の共産党って、清潔な身なりだったようです。安吾はそうではなかった。
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