打あけ話 宮本百合子

 今日は、宮本百合子の「打あけ話」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 宮本百合子が百年前のモスクワを旅していて、そこであるクラブの集会に出かけて、ぐうぜんにも日本から来た女性と言うことで、スピーチを頼まれてしまった。まだうまく話せない段階で、なんとか話してみた。意外と意図は通じた。本文こうです。
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  これは小さい経験であるが私には教訓となった。自分に分って貰おうと思う誠意と話したいことがあり、聴衆を信ずれば、人前で話すことも恐くはない。そういうことが会得された。それ以来、必要な時には、私は聴衆がそこに来ている心持の或る面と自分の心持の或る面との接触を信じて講演をするようになった。quomark end - 打あけ話 宮本百合子
 
 近代の貧困の考察と、作家たちが自由を得つつある時代の変化について記していました。すてきな随筆でした。
 

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