竹林生活 北原白秋

 今日は、北原白秋の「竹林生活」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくはこの本を十年くらいまえに読んだのですが、ほとんど忘れてしまっていたのでもういちど読んでみました。
 関東の大震災のあとに、詩人の北原白秋が、その被害と心境を記しています。白秋自身がどのように被害にあったのか、そのことをこう記しています。
quomark03 - 竹林生活 北原白秋
 あの時、私は頭上に微傷こそ負つたが、幸に命はあつた。私の妻子も辛うじて逃れて恙は無かつた。ともに私たちは奇運を得た。私の家は大破はしたが、不思議に倒壊を免れ得た。quomark end - 竹林生活 北原白秋
 
 小田原のほとんどの家は倒壊したのです。それから避難先の竹林での生活がはじまります。人々の感じていた恐怖心と、武装した集団のことも描かれてゆきます。そのあとで、北原白秋は、自然界を丁寧に描写してゆくんです。この自然を描きだすところ、「私たちははじめて」……という記述の前後がとても印象深かったです。苦難のあとにこそ詩の眼差しが必要である、と思いました。ところで本文とそれほど関連性は無いのですが、アドルノが指摘した、詩と文化の野蛮さについての問題は、このページの随筆が分かりやすかったです。
 

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(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
追記
アクセス数の少ない読書サイトでリンクを貼ってもあまり意味は無いと思うんですが、今年もyahoo!Japanで【3.11】と検索すると少額が募金されます。

 
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