今日は、太宰治の「緒方氏を殺した者」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
これはごく短い、ほんの一頁の随筆です。本文で記されている緒方氏というのは1905年生まれの緒方隆士という作家仲間のことです。太宰治は、緒方隆士の小説を愛読していて「病弱を美しいと思い」「敗北に享楽し」「不遇を尊敬した」緒方氏の作家性と、近代の無力さについて論じ、緒方隆士への哀惜の念を記していました。
装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約5秒)
追記 1938年の昭和13年8月「日本浪曼派」に掲載されたものです。