細雪(16) 谷崎潤一郎

 今日は、谷崎潤一郎の「細雪」その16を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回は、四女の妙子のはなしで、人形創作の個展を行って、ちゃんと商売になってきた、というところが描写されます。それから1941年のレストランと、日本在住の外国人のことが語られます。
 政府・軍人が対立していても……商売人は対立していないんだなあというのが分かる、戦中の平和な描写がありました。
 妙子とちょっと関係があるカタリナという女性が登場して、ロシア人とイギリス人のハーフの幼い女の子も登場し、スケート遊びや、家庭料理やトランプやハイキングのことが語られます。
  

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「細雪」の上中下巻、全巻を読む。(原稿用紙換算1683枚)
谷崎潤一郎『卍』を全文読む。 『陰翳礼賛』を読む。

■登場人物
蒔岡4姉妹 鶴子(長女)・幸子(娘は悦ちゃん)・雪子(きやんちゃん)・妙子(こいさん)