論語物語(18) 下村湖人

 今日は、下村湖人の「論語物語」その18を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 「霊公の無道と、夫人南子の乱倫とに濁らされた」国であるえいを、孔子は一日も早く去りたいと思っていた。しかし、衞には数多の門人がいて、孔子はその弟子たちに詩書礼楽を談じ、政治の理想を論じたかった……。その中でも、衞の軍政を司る王孫賈おうそんかという男は立派な男で、孔子は「霊公の無道にも拘らず、国が亡びないのは、彼の軍政」があるためだと讃めていた。
 この孫賈が、孔子を衞に長くひきとめるために、まずい提案をしようとし、その心理を孔子に見破られて畏れ入る、という話しでした。
 無道の権力者にはけっして媚びを売らない、弟子たちとの別れを惜しみつつそこを去るしかない、という孔子のはっきりとした態度が記されてゆきます。いろんな事を慮ると、去って新しいところへ向かうのが最善だ、ということは、どういう人にも訪れることがあると思います。孫賈は「国境まで孔子を見送って、一語でも多くその教えをうけることにつとめた」という最後の一文が印象に残りました。 
 

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