野分(4) 夏目漱石

 今日は、夏目漱石の「野分」その(4)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 高柳君と中野君の、クラシック音楽の演奏会を聴きにゆくというなんということもない友だちづきあいの場面が描きだされます。
 手を叩く、拍手……が今回なんだかいろいろ描写されるんですけど、妙に念入りな表現に思いました。最初に高柳君が「山羊の手袋で外套の胸をぴしゃぴしゃ敲き始めた」というところから、クラップの序奏が始まる気がする。古典音楽のような、計算された場面描写を漱石が試みているのでは、と思いました。
 

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