今日は、バルザックの「ゴリオ爺さん」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
これはかなり長大な文学作品で、あまたの登場人物が出てきます。
■主要登場人物
・ウージェーヌ・ラスチニャック………うぶで野心家の学生。主人公。
・ゴリオじいさん………娘たちを愛するあまり破産した。
・レストー夫人………ウージェーヌが一目惚れした美女で、ゴリオじいさんの実の娘。
・デルフィーヌ・ド・ニュシンゲン夫人………銀行家の妻で、ゴリオじいさんのもう一人の娘。
・ヴォートラン………謎のお尋ね者。
・ボーセアン夫人………ウージェーヌの遠い親戚のお金持ち。
・ヴィクトリーヌ・タイユフェール嬢………主人公たちとおなじマンションに住む、かつて孤児だった悲しげな目の美少女。母は亡くなり、父とずっと会えぬまま生きてきた。
ヴォートランという謎の男がかっこいいです。主人公は成り上がりのお金持ちを目指していて、3人の美女と恋愛をする。この青年のマヌケなところが読んでいてほんとうにおもしろかったです。たぐいまれな喜劇だと思うんですけど、倫理的な人間性の描写に感銘を受けて、そこがバルザックの最大の魅力のように思いました。
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