今日は、夏目漱石の「草枕」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
ピアニストのグレン・グールドが、長年この本を愛読し、繰り返し読んでいたそうです。
この本の主人公は旅人で、山路と宿を通りすぎながら、人々の不可思議な生をまのあたりにします。作中に描かれる漱石の文明論がみごとなんです。ジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」の作品がこの物語の中で語られていて、印象深かったです。この絵画です。
ぼくはこの本を一章ずつ十日間かけて読んだんですが、グールドの音楽と『草枕』には明らかに響きあうところがあるように思いました。グールドのピアノ演奏を聴きながら『草枕』を読むと、いわく言いがたい読書体験になるんですよ。いちど試してみてください。
装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約3秒)