ゲーテ詩集(1)

 今日は、「ゲーテ詩集」その1を公開します。縦書き表示で読めますよ。
 今回から100回かけてゲーテの詩集を読んでゆこうと思います。むかしいちど読んだことがあるんですけれども、これをもういちど長期間読んでみたいと思っています。この詩集のはじまりにはこう記されています。
quomark03 - ゲーテ詩集(1)
 早く響いたものは晩く響く
 幸福と不幸とは歌となるquomark end - ゲーテ詩集(1)
 
 ゲーテの言葉はあまたの文学者に影響を与えていったと思います。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンとも親交が深かった力強い作家で、そういう人間の言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは近代でもっとも有名な詩人で、神話的な詩と恋愛の詩が魅力だと思います。
  

0000 - ゲーテ詩集(1)

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晶子詩篇全集拾遺(78)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(78)を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
「晶子詩篇全集拾遺」は今回で完結です。
 与謝野晶子の最晩年の心境が詩になっています。老いてからふたたび近代文学を読むようになったおばあさんのことを思い出しました。
「一切の過去は切るべき」という与謝野晶子の最後まで批評性を失わない詩と思想が印象に残りました。
quomark03 - 晶子詩篇全集拾遺(78)
 何ごとも昔はむかし、
今は今、未来のみこそ、
はかりえぬ光なりけれ。quomark end - 晶子詩篇全集拾遺(78)
 

0000 - 晶子詩篇全集拾遺(78)

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岸辺 蔵原伸二郎

 今日は、蔵原伸二郎の「岸辺」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 あるはずのものが不在になっているという描写が印象深い詩集でした。 蔵原は、萩原朔太郎の『青猫』を愛読し、猫の小説から創作を始めた作家なのだそうです。
萩原朔太郎の詩にはこういうのがあります。
quomark03 - 岸辺 蔵原伸二郎
 ああ このおほきな都會の夜にねむれるものは
 ただ一疋の青い猫のかげだ
 かなしい人類の歴史を語る猫のかげだ
 われの求めてやまざる幸福の青い影だ。quomark end - 岸辺 蔵原伸二郎
 

0000 - 岸辺 蔵原伸二郎

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秋の瞳 八木重吉

 今日は、八木重吉の「秋の瞳」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 八木重吉はこの詩集に四十数回「かなしみ」と記しています。それが青空や焔にかかったり、季節の様相を表すのに用いられています。自分の知っている言葉とは異なるように使われていて、読むたびに新鮮であると思いました。八木重吉は、同じ言葉を繰り返し使うことが特徴的で、変奏曲のようにかなしみ、という言葉を用いているのが美しく思いました。
 

0000 - 秋の瞳 八木重吉

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ハイネ詩集 生田春月訳

 今日は、生田春月訳の「ハイネ詩集」を公開します。縦書き表示で読めますよ。
 ハインリヒ・ハイネは1850年ごろに晩年を生き、1900年前後にもよく読まれたドイツ出身の詩人です。ハイネは、異国へと移り住んだ詩人で、母語と異なるフランスで生きながら詩作を続けました。
「わたし逹の魂は何処へ行くのだらう? / 消えた火は何処へ行つたのだらう? / 吹きやんだ風は何処へ行つたのだらう?」というハイネの問いかけが印象に残りました。
 ハイネはこの詩集にあまたの恋愛を描きだしているんですけど「キテイ」という詩はそれらを凝縮したような詩でした。軽率な恋愛で不幸を自ら招いておきながら、とくに反省はしない男という、その鈍感な性格の表現が、おもしろかったです。
 現実のハイネは豊かな恋愛をしてきたはずなんですが、詩を見てゆくと、片思いの詩や行き詰まった恋の描写が、多いと思います。ハイネのとほうにくれた男の感覚が、なんだが好きなんです。
quomark03 - ハイネ詩集 生田春月訳
  わたしも昔はたくさんの美しい子や
たくさんのいゝ友逹を愛してゐた——
今彼等は何処へ行つたらう? 風は鳴り
泡は立ち波はさか巻くquomark end - ハイネ詩集 生田春月訳
 

0000 - ハイネ詩集 生田春月訳

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月に吠える 萩原朔太郎

 今日は、萩原朔太郎の「月に吠える」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくは近代の詩集と言えば、まずこの「月に吠える」が思いうかびます。改めて読んでみると竹の生きる姿を描いた詩が印象に残りました。
quomark03 - 月に吠える 萩原朔太郎
ますぐなるもの地面に生え、
するどき青きもの地面に生え、
凍れる冬をつらぬきて、
そのみどり葉光る朝の空路に、
…………quomark end - 月に吠える 萩原朔太郎
 
この後の詩が美しかったです。
 

0000 - 月に吠える 萩原朔太郎

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