岸辺 蔵原伸二郎

 今日は、蔵原伸二郎の「岸辺」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 あるはずのものが不在になっているという描写が印象深い詩集でした。 蔵原は、萩原朔太郎の『青猫』を愛読し、猫の小説から創作を始めた作家なのだそうです。
萩原朔太郎の詩にはこういうのがあります。
quomark03 - 岸辺 蔵原伸二郎
 ああ このおほきな都會の夜にねむれるものは
 ただ一疋の青い猫のかげだ
 かなしい人類の歴史を語る猫のかげだ
 われの求めてやまざる幸福の青い影だ。quomark end - 岸辺 蔵原伸二郎
 

0000 - 岸辺 蔵原伸二郎

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秋の瞳 八木重吉

 今日は、八木重吉の「秋の瞳」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 八木重吉はこの詩集に四十数回「かなしみ」と記しています。それが青空や焔にかかったり、季節の様相を表すのに用いられています。自分の知っている言葉とは異なるように使われていて、読むたびに新鮮であると思いました。八木重吉は、同じ言葉を繰り返し使うことが特徴的で、変奏曲のようにかなしみ、という言葉を用いているのが美しく思いました。
 

0000 - 秋の瞳 八木重吉

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ハイネ詩集 生田春月訳

 今日は、生田春月訳の「ハイネ詩集」を公開します。縦書き表示で読めますよ。
 ハインリヒ・ハイネは1850年ごろに晩年を生き、1900年前後にもよく読まれたドイツ出身の詩人です。ハイネは、異国へと移り住んだ詩人で、母語と異なるフランスで生きながら詩作を続けました。
「わたし逹の魂は何処へ行くのだらう? / 消えた火は何処へ行つたのだらう? / 吹きやんだ風は何処へ行つたのだらう?」というハイネの問いかけが印象に残りました。
 ハイネはこの詩集にあまたの恋愛を描きだしているんですけど「キテイ」という詩はそれらを凝縮したような詩でした。軽率な恋愛で不幸を自ら招いておきながら、とくに反省はしない男という、その鈍感な性格の表現が、おもしろかったです。
 現実のハイネは豊かな恋愛をしてきたはずなんですが、詩を見てゆくと、片思いの詩や行き詰まった恋の描写が、多いと思います。ハイネのとほうにくれた男の感覚が、なんだが好きなんです。
quomark03 - ハイネ詩集 生田春月訳
  わたしも昔はたくさんの美しい子や
たくさんのいゝ友逹を愛してゐた——
今彼等は何処へ行つたらう? 風は鳴り
泡は立ち波はさか巻くquomark end - ハイネ詩集 生田春月訳
 

0000 - ハイネ詩集 生田春月訳

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月に吠える 萩原朔太郎

 今日は、萩原朔太郎の「月に吠える」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくは近代の詩集と言えば、まずこの「月に吠える」が思いうかびます。改めて読んでみると竹の生きる姿を描いた詩が印象に残りました。
quomark03 - 月に吠える 萩原朔太郎
ますぐなるもの地面に生え、
するどき青きもの地面に生え、
凍れる冬をつらぬきて、
そのみどり葉光る朝の空路に、
…………quomark end - 月に吠える 萩原朔太郎
 
この後の詩が美しかったです。
 

0000 - 月に吠える 萩原朔太郎

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ランボオ詩集

 今日は、中原中也訳の「ランボオ詩集」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは中原中也がジャン・ニコラ・アルチュール・ランボーの詩集を翻訳した作品です。
 ランボオは十代でほぼ全ての詩を書いて、それからアフリカに行った、という印象が強くて、細身の美男子とは思えないような、骨太な仕事をした詩人ですけど、その十代の詩の中に、のちの己の未来を指ししめしているようなものはあるだろうか、アフリカ大陸への航路や熱砂の気配があるのかなと思いながら読みすすめました。

0000 - ランボオ詩集

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晶子詩篇全集拾遺(1) 与謝野晶子

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回から、同じ詩集を数十回に分けて読む、詩集の連載をやってゆこうと思います。与謝野晶子は、歌集の「みだれ髪」が有名で、ほかにもおおよそ二十六もの歌集を出していて、それから詩もあまたに記しています。「みだれ髪」もいつか公開しようと思います。今回読むのは「晶子詩篇全集」の続編である「拾遺」を読んでゆきます。拾遺というのは、「漏れ落ちたものをひろって補うこと。また、そうしてつくったもの」(デジタル大辞泉より)という意味だそうです。えーと、だいたい七十数回にわけて、与謝野晶子の詩を読んでみたいと思います。

0000 - 晶子詩篇全集拾遺(1)  与謝野晶子

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