ゲーテ詩集(5)

 今日は、「ゲーテ詩集」その5を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 ゲーテというと、繊細な若者の心情を詳らかに描きだした代表的小説がありますけれども、ゲーテ本人はものごとに動じない、迫力ある人生を歩んだんだと思います。繊細の対義語は大雑把で、ゲーテの人格にそういうところは感じないのですが、ゲーテが今回の詩に記したように、無頓着な性格、というところがゲーテの魅力でもあるように思いました。「無頓着な女」……。
 
清らかに晴れた春のあさ
若くて美しくて苦労を知らぬ
羊飼ひの娘は歌ひながら行つた
その歌は野末に響いて行つた
ソララ!レララ!
  

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ゲーテ詩集(4)

 今日は、「ゲーテ詩集」その4を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 聡明で、資産も潤沢で、将来的には政治的権力もある男が、恋愛に夢中だった、その恋愛を描いた詩です。なんだか神話的な浮き沈みのある詩で、クピードーやタナトスの世界を連想しました。
  

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ゲーテ詩集(3)

 今日は、「ゲーテ詩集」その3を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 「あれ野の薔薇」というゲーテの詩があって、これほんとにすごいんですよ。どうすごいのか説明がつかないんですけど、言葉の積み重ねがみごとなんじゃないかと、5回くらい再読してみて思いました。「荒れ野」から始まるんですけど、荒れ野と、薔薇。刺と、乱暴な子ども、単に並べただけではなんの意味も無いんですけど、この相似形のイメージを精妙に積み重ねていて、見たことのない印象を生みだしているのでは、と思いました。
 

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ゲーテ詩集(2)

 今日は、「ゲーテ詩集」その2を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 ゲーテが幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。現代で言うところのファンタジー映画の要素があると思うんです。しかも重厚で文学的で美しいんです。日本でいうと古事記が神話的ものごとの源泉だと思うんですが、ゲーテはゲルマン神話というか、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
  

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ゲーテ詩集(1)

 今日は、「ゲーテ詩集」その1を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 今回から100回かけてゲーテの詩集を読んでゆこうと思います。むかしいちど読んだことがあるんですけれども、これをもういちど長期間読んでみたいと思っています。この詩集のはじまりにはこう記されています。
quomark03 - ゲーテ詩集(1)
 早く響いたものは晩く響く
 幸福と不幸とは歌となるquomark end - ゲーテ詩集(1)
 
 ゲーテの言葉はあまたの文学者に影響を与えていったと思います。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンとも親交が深かった力強い作家で、そういう人間の言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは近代でもっとも有名な詩人で、神話的な詩と恋愛の詩が魅力だと思います。
  

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晶子詩篇全集拾遺(78)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(78)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
「晶子詩篇全集拾遺」は今回で完結です。
 与謝野晶子の最晩年の心境が詩になっています。老いてからふたたび近代文学を読むようになったおばあさんのことを思い出しました。
「一切の過去は切るべき」という与謝野晶子の最後まで批評性を失わない詩と思想が印象に残りました。
quomark03 - 晶子詩篇全集拾遺(78)
 何ごとも昔はむかし、
今は今、未来のみこそ、
はかりえぬ光なりけれ。quomark end - 晶子詩篇全集拾遺(78)
 

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