晶子詩篇全集拾遺(10)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(10)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 与謝野晶子は、こんかい「みにくき」という言葉を「麗しき」という一文と絡めてみごとに使っていて、言葉の不思議な作用と反作用があってすてきな詩になっていました。暗い言葉をこのように使いこなすのかと、驚きながら読みました。
 むつかしい言葉を調べてみました
 くだかけ  たもとほる
 

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雨ニモマケズ 宮沢賢治

 今日は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 宮沢賢治はこの詩で、いちばんはじめに、雨にも負けず風にも負けず……丈夫な身体を持ち、と記しています。じっさいの賢治と妹は、病に弱い身体を持っていた。そのことは『春と修羅』にも描かれています。
 賢治の詩とイメージの関係性が気になりました。
 雪にも夏の暑さにもまけぬ、丈夫なたましいを持っていたのが、賢治の実態だったように思いました。
『春と修羅』に記された「からだ」それから「こころ」という言葉の使い方もちょっと再読をして確認してみると、興味深かったです。
 

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ほうき一本 宮本百合子

 今日は、宮本百合子の「ほうき一本」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 戦後すぐの日本における、食糧難や生活必需品の不足について、宮本百合子がこの随筆に書いています。後半の記述が印象に残りました。
 じつは餓死者が21世紀になっても日本では多いらしいのです。統計では年間1900人くらいで1995年ごろの2倍ほど居て、さらに栄養失調などによる死者もあわせると、年間で1万7000人近くが、餓死で亡くなってしまっているらしいです。

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晶子詩篇全集拾遺(9)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(9)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 風呂上がりの二階の屋根の物干しから見えるもの、という昭和後期にもけっこうあったはずの情景の描写が美しかったです。
 

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わたしの正月 中野鈴子

 今日は、中野鈴子の「わたしの正月」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 中野鈴子という詩人の作品を僕は今回はじめて読んだのですが、中野重治のじつの妹さんなんだそうです。なんだか、ビックリして読みました。すごい直接的な詩作品なんです。中野重治の兄妹だ、とわかる感じの詩なんです。「年ぐ米」と書いているので、かなり昔の農民のことを描いている詩です。ちょっと調べてみると、wikipediaには「年貢」のページに「敗戦後、地租は固定資産税という名称に代わり現代でも事実上年貢にあたる税はある。」と書いていて面白かったです。日本に住んでいたらみんな消費税という年貢を支払っている、とも言えるかもしれないです。
 出版は一九三二年の十五年戦争の初期の頃のものなので「ひっくりかえしたい」というような一部の言葉が「xxxxかえしたい」という伏せ字になっています。「みんなの胸たたいて」という詩の一節が印象に残りました。
 

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セロ弾きのゴーシュ 宮沢賢治

 今日は、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これはセロ弾きのゴーシュが、野山の生き物たちとともに、不思議な音楽を奏でる物語です。
 

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 明けましておめでとうございます。2020年の元旦です。