古街 漢那浪笛

 今日は、漢那浪笛の「古街」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 漢那浪笛かんなろうてき氏は1887年生まれ、沖縄の詩人で、ウィリアム・ワーズワースなどの海外詩の翻訳をした作家です。
古い街と共にある、「私」の心象を描いた詩でした。
 

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追記 古街と書くと、ふつうは「こちょう」とか「こまち」とか読むと思うんですけど、こんかいは「ふるまち」と読むそうです。

詩二つ 梶井基次郎

 今日は、梶井基次郎の「詩二つ」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 梶井基次郎の「檸檬」は唯一無二の作品でここでしかレモンは鑑賞できないのかと思いこんでいたら、檸檬の詩もありました。梶井基次郎の作品は小説のかたちをしていても詩なのでは、と思いました。梶井基次郎ファンでこれをぐうぜん読んでいなかったとしたら、まさに隠された名作として読めるのでは……と、思いました。
 

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旅 森川義信

 今日は、森川義信の「旅」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 ぼくは森川義信の詩を読むのは生まれてはじめてなんですけれども、この一頁の詩がすてきでした。調べてみると、詩人で評論家の鮎川信夫とまったく同時代の詩人だったのですが、森川義信はビルマの戦地で病死します。日本の近現代文学は、森川義信のように若くして逝去してしまった青年への思いを中心にしてあった、というように思いました。この「旅」はまだ明るい時代に、芭蕉のような自由な旅を夢想して描かれたようです。ほんの一頁だけの詩なんですけど、言語化できなかった旅の心地よさを、みごとに詩の言葉で表出していて印象に残りました。
  

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破壊 加藤一夫

 今日は、加藤一夫の「破壊」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは一頁の詩なのですが、ぼくにとっては難しい内容で、十八世紀のフランスで起きたような、正真正銘の革命、のようなものについて記しています。トルストイからの影響を強く受け、農業と思想とキリスト教について考えを深めた作家、なのだそうです。代表作は『土の叫び地の囁き』で、これはいちおうネットでも画像データで読むことが可能です。「生命は流れる水」という加藤一夫の詩の言葉に共感しました。
 

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(過程に興味が存するばかりです) 中原中也

 今日は、中原中也の「過程に興味が存するばかりです」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 中原中也の詩というと『山羊の歌』がもっとも有名だと思います。今回の詩は、ほんの一頁だけの作品で、なんだか哲学的でした。「砂山のパラドックス」とか「床屋のパラドックス」を連想しました。中也の本棚にはたぶん、こういうラッセル以降の哲学書はなかったはず、と思います。
 

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わが散文詩 芥川龍之介

 今日は、芥川龍之介の「わが散文詩」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは不思議な短編集で、六つの独立した掌編が並んでいます。筋のまったく無い、風景画か風刺画のようなごく短い作品なんです。「椎の木」という作品で芭蕉の文学性を論じています。季語を含む俳句の様式を借りて、この散文詩を書いたように思いました。
 芥川龍之介の文学論として、谷崎宛てのするどい文学批評に「話の筋というものが芸術的なものかどうか、非常に疑問だ」「筋の面白さが作品そのものの芸術的価値を強めるということはない」ということを述べているんです。句集や歌集には筋が無いわけで、筋の無い文学というのはそれはありえる、と思います。ただ芥川龍之介の著名な作品は、筋も重大になっているようにも思います。芥川が尊敬する夏目漱石の作品は、たしかに真ん中の章からいきなり読みはじめても、じゅうぶん読み応えがあるんです。いっぽうで谷崎作品は順々に読むとドラマが盛りあがってゆく。ただのストーリーものでは映画にならない、という話しをしていた映画監督のことを連想しました。
  

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