晶子詩篇全集拾遺(40)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(40)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回は大正9年(1920年)ごろの政治批判の詩でした。与謝野晶子は原敬時代の政友会に対して否定的で、それを直接、書いています。こういう詩がありえるのかと、おどろきました。与謝野晶子がこの詩を書いたおそらく数年後の、原敬の最後をwikipediaで読んでいて、近現代史にたいする印象が変わりました。与謝野晶子はこの事件を知ってどう考え、どのように作風が変じたのかにも注目してみたいと思うんです。大逆事件からたったの十年たったころに、あらゆる詩歌を書いて、長く生きた与謝野晶子は当時なにを書いていったのか、随筆や詩や日記をもっとちゃんと読んでみたい……と思いました。
  

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晶子詩篇全集拾遺(39)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(39)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回の作品はアンリ・ルソーの絵画『眠るジプシー女』を彷彿とさせる詩で、与謝野晶子がこの絵画を見られる可能性は、当時どのくらいあったのだろうか……と思いました。与謝野晶子の生きた時代は1900年前後で、かなり長生きで1940年初頭まで生きたのですから、ちょうどアンリ・ルソーの画業の晩期のころの時代なんです。晶子は西洋を描いた詩歌がおおく、シベリア鉄道に乗って渡仏しているで、フランスのルソーの画集を手に取る可能性は高かった。いつごろ、どういうふうにルソーを見たのだろうかと思いました。海外への旅の思いを愛でる「太陽の船出」という詩も美しかったです。
 

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晶子詩篇全集拾遺(38)

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 安部公房の「砂の女」が好きなんですけど、その物語を彷彿とさせるような詩が、晶子詩篇全集拾遺の中にありました。「砂の上」という詩です。安部公房はこの詩を、読んだことがあったのだろうか、無かったのだろうか……と思いました。
 

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晶子詩篇全集拾遺(37)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(37)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 「光る栗の実」という詩がすてきで、小学校の高学年になるまえに習う言葉をつかって、こんなに美しい詩が書ける、というのがすごいと思うんですが……与謝野晶子の見ている世界に価値があるのであって、言葉づかいについてはじつはこのような詩では問題になっていないのかもしれない、この詩の文を文学と無関係なAIがこう自動生成しても、感心をするのだろうか、もし感心してしまった場合は、いったいなにに感応しているのか、どうなんだろうか、と思いました。
 

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晶子詩篇全集拾遺(36)

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 児童だけが読むための童話を、与謝野晶子もあまたに書いたわけで、今回の詩は、幼子のための詩になっていました。拾遺集なので、いろんな詩を読めて、詩の図書室みたいになっています。
 

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晶子詩篇全集拾遺(35)

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(35)を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 今回の「わが墓」という詩は不思議な作品で、与謝野晶子の詩歌が次の時代に残ってゆく、その過程を連想しました。子への愛をうたった詩も美しかったです。自身の言葉に対する冷徹な眼差しと、人間に対する思いの対比がすてきでした。
  

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