ゲーテ詩集(47)

 今日は「ゲーテ詩集」その47を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 人影の消えてしまった古城を描いています。城をめぐる豊かな人々の営みの記憶と、静寂に包まれた城壁の対比が鮮やかな、みごとな詩でした……。
quomark03 - ゲーテ詩集(47)
琴と瓶とを手にもつて
この高くけはしい岩の上へ
よく晴れた日にあの人の
登つて行くのを見た時に
荒涼とした沈黙のあひだから
楽しさ嬉しさがまた湧いて出た
ちやうど昔の愉快な時が
も一度かへつて来たやうにquomark end - ゲーテ詩集(47)
  

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ゲーテ詩集(46)

 今日は「ゲーテ詩集」その46を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 今日の詩は、なぜだか賢治の「銀河鉄道の夜」を思い起こさせるような、青年の心象が記されていました……。
quomark03 - ゲーテ詩集(46)
わたしはもう随分ふるい昔から
この下を舟の行くのを見る
みなそれぞれ目的めあての土地に着く
けれどああ、この昔ながらの苦しみだけは
胸の底にゐて
河と一緒に流れて行きはせぬ
 
わたしはきれいな晴着を着なければならぬ
着物は戸棚から出してある
ちやうど今日は祭の日…………
…………quomark end - ゲーテ詩集(46)
  

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追記  ミニヨンというのはゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」に登場する少女ミニョンのことです。

ゲーテ詩集(45)

 今日は「ゲーテ詩集」その45を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 詩人がたおや女にひざまずくような詩でした。この詩を皇帝ナポレオンが、読んだのかもしれないなあ……と思いました。
 

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 追記  ナポレオンは「若きウェルテルの悩み」を繰り返し愛読したそうです。

ゲーテ詩集(44)

 今日は「ゲーテ詩集」その44を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 ゲーテが当時の恋人に書いた手紙のような、美しい夜の詩でした。
 これは十回読んでも新鮮に読めるのでは……と思いました。
 

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ゲーテ詩集(43)

 今日は「ゲーテ詩集」その43を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 心的なものを記しつつ会話になっているという……なんだか不思議な詩でした。本文こうです。
quomark03 - ゲーテ詩集(43)
 星は手に入れようとしたつて駄目だ
 ただその光を楽しめばよい
 さうして恍惚として眺めることだ
 窓のよく晴れ渡つた夜毎よごとquomark end - ゲーテ詩集(43)
 

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ゲーテ詩集(42)

 今日は「ゲーテ詩集」その42を配信します。縦書き表示で読めますよ。
 今回は、羊飼いの詩です。ジャン=フランソワ・ミレーの羊飼いの絵画を連想させるような、絵画的な描写がみごとな詩でした。
   

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追記 ゲーテのこの詩は複数の場面や長い時間を織り込んでいて、重層的な描写になっていて……単純な一枚絵よりも深い印象を残すのでは、と思いました。