眠れる人 堀辰雄

 今日は、堀辰雄の「眠れる人」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 堀辰雄の作品を読むと、百年前の時代とは思えないくらい洗練されていて上品で、最近の現代小説でも読んでいる気分になります。これはもしかすると、堀辰雄を愛読した作家が現代人には多い、堀辰雄が近代から現代小説への変化の筋道を構成したのかも、と思いました。ところどころ今は排除されて消え去っている百年前の思潮が混じっているので、なんだか不思議な異世界を描きだした幻想小説を読んでいるような感じもあってすてきでした。
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 眠りがときどき僕たちの中を通り過ぎるのである。その度毎に僕は歩きながら眠る。しかし眠りが非常に靜かに僕の中を通り過ぎるので殆どそれに氣づかない位である。僕たちはある廣場に出る。突然、一臺の自動車が僕たちを追い越すためにサイレンを鳴らす。それが僕を眼ざめさせる。すると僕は、その瞬間まで殆ど感じてゐなかつた………
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